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zoom RSS 80年代肯定宣言、プリファブ・スプラウト「スティーブ・マックイーン」。

<<   作成日時 : 2007/06/21 02:01   >>

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今夜のBGM・・・ PREFAB SPROUT / STEVE McQUEEN

さて、すでにお気付きの方もいるかと思いますが、レコード・コレクターズ7月号「80年代ロック・アルバム・ベスト100」からのネタです。


60年代、70年代特集の時に感じたんですが、「80年代は100位まで選ぶの大変だろうなあ・・・」、つまり、世間一般が思い描くのと同様に、わたしも80年代は「ロック不毛の時代」というイメージで捉えてたんですね。


ところが、80年代特集のページをめくって、1位から順番に見ていくと・・・・・あれ?あらら?およよよよ?????





大好きなアルバムばっかやんけ!!



しかも、上位からずらーっと、この「音楽酒場」で取り上げたアーティストが実に多いんです。1位のトーキング・ヘッズはもちろん、U2ドナルド・フェイゲンポリスプリファブ・スプラウトポップ・グループスタイル・カウンシルルー・リードプリンススミス・・・・・・・


まあ全時代、オールジャンルから取り上げるのがモットーの「音楽酒場」なので、当然といえば当然ともいえるのですが、思い入れ度の強さで言えば、60年代や70年代のアルバムよりもこの80年代のアルバムの方がむしろ強かったりして。


それは別に、80年代からがリアルタイムなので、というわけでもなく。80年代といっても実際に聴いたのは後追いのアルバムの方が多いし。


そんな中でも、U2やポリスに対しては、実はそれほど思い入れが強いわけではない。特に思い入れがあるのは、ドナルド・フェイゲン、プリファブ・スプラウト、ポップ・グループ、スタカン、プリンス、スミス、XTC、アズテック・カメラ、この辺について語り始めたら長いよ〜。



てなわけで、以前に取り上げた時はベスト盤だったんで、今日はプリファブ・スプラウトの最高にロマンティックで切ないアルバム、「スティーヴ・マックイーン」をご紹介します。


まずは、1985年のライヴから「グッバイ・ルシールNo.1(ジョニー・ジョニー)」を聴いて下さい。



ヴォーカル/ギター担当でソングライティングも手がけるパディ・マクアルーン。こんな繊細な曲を書く人は今、なかなかいませんね〜。彼の書くメロディは、神経質そうというか、気難しさが伝わってくるような、ちょっと触ると壊れてしまいそうな絶妙なバランスで成り立っています。


このアルバムはロカビリー調の@「ファロン・ヤング」でけたたましく始まったかと思うと、これが映画でいえばタイトル・ロールで、A「ボニー」から本編が始まります。特に「ボニー」の始まる瞬間が鳥肌モノ。ここからはもう、B「アペタイト」、C「ホエン・ラヴ・ブレイクス・ダウン」、D「グッバイ・ルシールNo.1」と、パディ・マクアルーン節全開の、切なく、胸キュン(←死語)なメロディがこれでもか、と続いて行きます。


元々彼らのファンで、いつのまにかバック・コーラスをやっていたという(笑)紅一点・ウェンディ・スミスの澄んだ歌声もポイントです。


プロデュースを手がけたトーマス・ドルビーは、過剰な装飾を廃して、必要最小限にまで音数を絞り込んだ、ナイスな仕事っぷりを見せてます。


それにしても、E「ハレルヤ」の複雑なコード進行といい、メロディ・メイカーとしてのパディ・マクアルーンは巨匠バート・バカラックさえ彷彿とさせるほど素晴らしいと思います。そのソングライティングの頂点を示すのが次作「ラングレー・パークからの挨拶状」。こちらも名盤です。

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しかしこの「スティーヴ・マックイーン」には、タイトルといいジャケといい、思い出の青春映画のような特別な魅力があるのです。ザ・スミス、アズテック・カメラ、そしてこのプリファブ・スプラウトがいる限り、80年代が不毛だなんて言わせません!(←自分が忘れてたくせに調子いい)


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タイトル (本文) ブログ名/日時
プリファブ・スプラウトの『スティーヴ・マックィーン』
今回記事に取り上げたのは、前回のロン・セクスミスと共に買ってしまったCDです。こ ...続きを見る
バックシートに座って
2007/06/21 17:21
スティーヴ・マックイーン / プリファブ・スプラウト
 暑い。毎日暑さに苦しんでいる私、ぷくちゃんです。でも2ヶ月もすれば暑さは和ら ...続きを見る
eclipse的な独り言
2007/07/12 19:45

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
カナさん、お邪魔します。

プリファブ・スプラウトのこのアルバムは、個人的に思い出が詰まったアルバムです。素晴らしいですよねぇ、ほんと。
80年代の音楽も、良いものは今聴いても良い!その一言に尽きる気がします。

昔書いた記事を、またTBさせてもらいました。
Junk
2007/06/21 17:36
>Junkさん

時代なんて関係ないですよね。良いものは良い!これでいいのだ!バカボンのパパ的明快さが気持ちいいです(笑)

でもこうやって80年代のロックで好きなものを並べてみると、マッチョ的なものよりも、ヘナチョコ的なものに魅かれている自分がいることにあらためて気付きます・・・・。
カナ
2007/06/22 00:28
こちらにも一言。正直言って80年代のベスト100が一番納得できました。それ程聞いていないのに、押さえていたアルバムが結構入っているので・・・
このアルバムはどうしても聞いてみたいアルバムです。紙ジャケにならないかな・・・
ぷくちゃん
2007/06/23 21:35
>ぷくちゃん

紙ジャケは以前、出ているのを見たような・・・。気のせいかも知れません。
2枚組みレガシー・エディションというのが最近出ました。1枚目がオリジナル盤のリマスター、2枚目がパディ・マクアルーンによる完全再録音で、コレの出来がまた素晴らしいとの噂です。わたしの持ってるCDは最初期のヤツで音が悪いので是非ゲットしようと思ってます。
カナ
2007/06/24 06:59
最近になって、10年以上ぶりにこのアルバムを聴きました。
80年代の香りですね。
いい曲満載です。
発売当時輸入盤屋にこのレコードが一押しで展開されていたのがこのアルバムとの最初の出会いでした。
あれはまだ高校生の頃だったかも。
名盤!
2007/07/08 15:31
買いました・・・良かったですよ。仙人のようになっていましたが。それにしても音が綺麗でびっくりしました。ついでに持っているのに「ガールフレンド」のリイシュー盤も買いました。金がない・・・
ぷくちゃん
2007/07/09 05:44
>名盤!さん

80年代にはこういう瑞々しいポップスがたくさんありましたよね。最近はこういうサウンド全然ありません。「スティーヴ・マックイーン」ってタイトルも、何か郷愁を誘う不思議な魅力があります。
カナ
2007/07/10 01:50
>ぷくちゃん

>仙人のようになっていましたが。

パディ・マクアルーンのルックスですね(笑)。わたしも最初に見た時はたまげました。あんなに色男だったのに、すっかり枯れちゃって・・・。でもソングライティングに関してはまだ枯れてません。わりと最近作った曲にもいい曲多いんです。
カナ
2007/07/10 01:54
買いました!これ良かった!それもすごく。値段も高かった!(爆)

80年代でしか作れないような音のつくりをしていながら、今聴いてみても古くないというのが素晴らしいですよね。記事、トラバしました。
ぷくちゃん
2007/07/12 19:48
>ぷくちゃん

このレガシー・エディションの値段は暴挙ですよ!でも聴きたい!

>80年代でしか作れないような音のつくりをしていながら、今聴いてみても古くない

まさにそこですね。80年代にもいいものはたくさんあることをこの場で紹介していけるとよいと思います。
カナ
2007/07/14 06:23
カナ様
プリファブのアルバムは2ndまでですね、良かったのは。
サード以降もいい曲あるのですがアルバム全体の大仰なテーマが気に入らない…

で、S・マックウイーンですが。この題とジャケから言ってサードのアメリカ好き、への展開は予告編だったかも。
T・ドルビーのプロデュースは「ファーロンヤング」のシンセ、これはやり過ぎですがそれ以外は控えめ。
コステロもプリファブお気に入りなのですね。声質が似ているし、パディーのほうが繊細ですが。
ウエンディ様はパディーと別れてもバンドメンバーとしては離さない,なんと贅沢な男だ、と思っていました。
彼女The Gistのアルバムジャケのイラスト描いていました。3拍子揃った才能ですね。ジストは何かコンピにも入っていたような。
K・ブッシュとは別の意味でラファエロ前派の絵画のような…ケイトが怖い系でウエンディが天使系美女。
D・アカデミーのお姉さんも美女で素晴らしいコーラスでしたね、双璧。
 
http://suzielily.a-thera.jp
若鷹タカ子
2011/01/08 22:31
>若鷹タカ子さん

初期のプリファブは、若くて才気走ったパディのソングライティングがやり過ぎ一歩手前になるのを、ドルビーのプロデュースで制御している感じが好きです。ドルビーもよくシンセの音を抑えてますよね(笑)。その後はパディの曲も次第に洗練されてこなれちゃってきますけど、初期の青臭さは何ともいえない魅力があります。
カナ
2011/01/09 04:21

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