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zoom RSS ストーンズ史上最も「ソウル」なアルバム。

<<   作成日時 : 2008/04/30 04:22   >>

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今夜のBGM・・・ THE ROLLING STONES / OUT OF OUR HEADS

60年代のストーンズの音楽的変遷をおおざっぱに4期に分けてしまうと・・・

@「白人のリスナーに本物のブルースを聴かせる」というブライアン・ジョーンズのコンセプトの元にスタートしたブルース&ロックン・ロール・カヴァー期

Aブルースから、よりコンテンポラリーなソウル・ミュージックのカヴァーが多くなるソウル接近期

Bミック&キースのソングライティング・チームが完成すると同時に、ビートルズの影響が見え隠れするフラワー&サイケ期

Cブルース、カントリーなどをベースに、完全にオリジナルなロックン・ロールを確立する「ベガーズ〜」以降


で、この「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」はAの時期を代表するアルバムだと思います。初期のストーンズで注意すべき点は、米盤と英盤でアルバム・タイトルが同じでも収録曲とジャケットが違うこと。ここでの「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」は米盤です。今はストーンズのディスコグラフィも米盤中心で紹介されることが圧倒的に多いし。


ちなみに、この米盤ジャケは英盤「ザ・ローリング・ストーンズNo.2」(米では「12×5」)の流用で、英盤「アウト・オブ・アワ・ヘッズ」は米盤「ディッセンバーズ・チルドレン」のジャケと同じ。ややこしい。でも、このキースが真ん中にドーンと載ってるジャケが大好きです。他にキースが真ん中のジャケは「ダーティ・ワーク」とベスト盤「スルー・ザ・パスト・ダークリー」ぐらいだし。


初の全米No.1ヒットで、現在でも名刺代わりの代表曲「サティスファクション」を収録してることで有名ですが、英盤には入ってません。それよりも、@ドン・コヴェイAマーヴィン・ゲイCオーティス・レディングDサム・クックGソロモン・バークといったメンツのソウル・R&Bヒットを数多くカヴァーしていることが特徴。


オリジナルの「ラスト・タイム」ステイプル・シンガーズの曲を下敷きにしているというし、「サティスファクション」もマーサ&ザ・ヴァンデラス「ダンシン・イン・ザ・ストリート」を意識して書いたという話です。(そういえば後にミックがデヴィッド・ボウイとデュエットでカヴァーしてましたね。)


とにかく、ブルースのカヴァー・バンドから脱却して、より大衆に人気のあるモータウンやサザン・ソウルに接近し、同時にそこからソングライティングの妙を会得して、オリジナル曲によるビッグ・ヒットをモノにしていく・・・そんなストーンズ上昇期の勢いがビシビシと伝わってくる好アルバムです。


まあ、グダグダ理屈を垂れても一言「カッコイイ!」で済んでしまうっちゃあそれまでです(笑)。


追伸:収録曲唯一のブルース・ナンバーJ「クモとハエ」は、オリジナルとなってますが実質はジミー・リードの曲調そのまんま。この気の抜けた脱力ブルースがクセになる(笑)。気に入ったらジミー・リードも是非、聴いてみて下さい。風呂の中で屁をこくようなブルース。


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コメント(8件)

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これだけ色々推薦してくれているとアフィリに協力しそうなぷくちゃんといいます。

私はストーンズ、実は結構聴いていまして60年代のやつは持っています。「アフターマス」も好きですが本日カナさんが紹介してくれたアルバムも大好きです。

本日はその下で紹介している別のアーチストのアルバムが気になります。本当、いろいろ聴いているのね・・・
ぷくちゃん
2008/04/30 04:32
こんばんは。
本当に仰るとおりのアルバムで、とても気に入ってます!
(少し以前に自分のトコで、コレの拙い感想文書きました)
Substitute
2008/05/01 22:49
これは・・・・・サイコォーに好きな1枚です!
1曲目〜2曲目に流れる感じが特に突き刺さります!Nowと並んで、良く聴いている1枚。
この人達のカバーの選曲が、また渋いんですよね〜♪
リュウ
2008/05/03 07:57
>ぷくちゃん

ストーンズのおかげでいろんなルーツ音楽への扉が開きました。ブルース、ソウル、ファンク、カントリー・・・その意味では音楽の先生です。
カナ
2008/05/07 00:09
>Substituteさん

またまたシンクロニシティ状態ですね(笑)。
ストーンズの60年代のアルバムは70年代に比べるとまだまだ聴き込みが不足してると思っていて、聴くたびに新たな発見があります。
カナ
2008/05/07 00:13
>リュウさん

特にこのアルバムのカヴァーの選曲は渋いですね!ソロモン・バークなんてオリジナル探しました(笑)激渋です!
カナ
2008/05/07 00:18
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