![]() 今夜のBGM・・・ NINA SIMONE / SILK & SOUL サックス奏者の菊地成孔氏によると、ブラック・ミュージックはチョコレートのようなもので、スィート・ブラック・ミュージックと、ビター・ブラック・ミュージックがある、と。で、彼の好きなブラック・ミュージックは、甘さと苦さが同居してて、なおかつ黒い、と。うまいこと言うなあ。さしずめ、ブルー・アイド・ソウルはホワイト・チョコレートってとこでしょうか? このニーナ・シモンは、ピアノの弾き語りの名手で、レパートリーもビートルズ・ナンバーとかポピュラーなものも多いけど、甘いナンバーを歌っても歌声がとんでもなくビター。それはもうクラシックの音楽家を目指していたものの人種差別の壁から挫折し、場末のバーで弾き語りからキャリアをスタートさせた彼女の経歴から自然と出るものかも知れないし、このアルバム「シルク&ソウル」でも、バカラック作の甘い「ルック・オブ・ラヴ」の次に「地獄へ行け」なんてとんでもない曲が入ってたりする(笑)。 当然、黒人解放〜公民権運動にまつわる歌も多いし、ベトナム反戦についての歌も多い。コンシャスな女性シンガーなの元祖なのだ。むせ返るように野太くタフな歌声は故・松田優作も愛したという。このアルバム収録のゴスペル・タッチのプロテスト・ソング「自由になりたい(I Wish I Knew How It Would Feel To Be Free)」での歌声も、凛として気高く、この上なく感動的です。 ↓音だけですが、是非・・・ 今、一番一生懸命聴きこんでいる女性シンガーです。
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