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zoom RSS ロックに高度な演奏テクニックは必要なのか?イアン・デューリー。

<<   作成日時 : 2008/10/11 06:08   >>

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今夜のBGM・・・ IAN DURY & THE BLOCKHEADS / DO IT YOURSELF

〜店内でイアン・デューリーの2ndアルバム「DO IT YOURSELF」が流れている〜



タク(ギイッ)「お晩でやす。・・・お、イアン・デューリー。」

カナ「さすがタクさん!」

タク「いいね、イギリスのパブっぽくて。ギネスとフィッシュ&チップスでももらおうかな。」

カナ「はいよ、ギネスは冷えてないヤツね?」

タク「もちろん!・・・しかし演奏上手いよね、イアン・デューリー&ザ・ブロックヘッズ。」

カナ「上手いですよねー。」

タク「1stの時から上手いなーとは思ってたけどね。」

カナ「『ニュー・ブーツ&パンティーズ』ね。」

タク「そう、パンティーズ。でも、この2ndになると、さらに洗練されてほとんどフュージョンみたいになっちゃってるね。」

カナ「ファンキーですよね。このH『DANCE OF THE SCREAMERS』なんて、しなやかな演奏とイアン・デュリーのおバカなヴォーカルのバランスが最高ですよ。」

タク「一応、これでもパンク・ロックの分類に入るんでしょ?パンクがこんなに上手くていいのか!っていう(笑)」

カナ「そうですね、まあパンクっていうよりパブ・ロックですよね。キャリアはロンドン・パンクが台頭する1977年よりずっと古いし。パブ・ロック勢は基本的に下積み時代が長いから演奏の基礎ができてますよね。」

タク「そういえばポリスもデビューした時はパンクって言われてたけど、演奏はムチャクチャ上手かったなあ。」

カナ「このブロックヘッズのチャズ・チャンケルって人は、後にクインシー・ジョーンズの片腕となって、あの『愛のコリーダ』を提供するほど音楽的にはシッカリした人なんです。」

タク「へ〜。でも、演奏が上手いからいい!とは限らないよね、ロックの場合は。」

カナ「そりゃもう、どんな音楽でもそうでしょうけど、特にロックの場合は上手けりゃいいってもんじゃないですよね。」

タク「まずは音楽にハートがこもってるかどうかだよ!」

カナ「鳥井賀句みたいッすね、タクさん(笑)。まあ確かにハートとかスピリットとか気合とか、そういうのも大切ですけど、まずは曲の良さじゃないすかね?あとはアイデアや方法論の新しさとか。」

タク「いくら曲が良くてもハートとか真剣さが伝わってこないバンドはダメだね。ふざけてやってるようなヤツラが一番嫌い。」

カナ「いやー、いい曲書く人は自ずとそういう精神的なものも併せ持ってるもんですって。それに、例えばカヴァー曲だって、解釈のしかたが新しければそれで勝負できるわけだし。テクニックがなくても、そういうアイデア一発で勝負できるところがロックのいいところですよ。」

タク「まあ演奏ヘタでも、それこそギター持って2週間のヤツでも、光るものさえあればデビューできるっていう敷居の低さがロックの魅力ではあるよね。クラシックの演奏家になろうと思ったら、それこそ小さいころからちゃんとした音楽教育受けて、音大出て、・・・やたらと金がかかるからね。独学じゃ無理だし。」

カナ「そうですねー。でもまあ、ロックでも演奏が上手いに越したことはないですね。」

タク「うん、上手いに越したことはない。」

カナ「ヘタでもいいものはいいけど、上手いに越したことはない(笑)」

タク「演奏が上手いってことは、その分だけ表現の幅が広がる。このブロックヘッズだって、この高い演奏力でこんなバカヤローな音楽やってるってところが最高じゃん?」

カナ「ピカソだって、あの抽象的な表現に辿りつく前は、青の時代とか、しっかりと人間らしい人間を描いてる時代があるわけですからね。」

タク「基礎がしっかりあってこそ、あの表現ができるってことだよね。」

カナ「そうそう、いきなりピカソの表面上だけ真似たって、あの味わいは出ないと思うんですよ。」

タク「そりゃーそうだろうねー。」

カナ「だからロックでも、例え幸運にも浅いキャリアでデビューできたとしても、練習しないヤツらはその表現力から先へ進むことができないから、結局そこで止まっちゃうんですよ。よほど天才的なソングライティング能力に恵まれているとか、誰もが驚くようなアイデアが次々に沸いてくるとか、そういう人は別でしょうけど。」

タク「凡人は練習あるのみ、と。」

カナ「そう、ギタリストだったら指先が割れて血が出るまで練習しろ、と(笑)」

タク「ドラマーだったら肩が壊れるまで叩き続けろと。なんか今日は偉そうだね、俺達。」

カナ「自分たちは聴くだけなので、気楽なもんです(笑)。」

タク「でもさー、最近はコンピューターで音楽作れちゃうから、そもそも練習するって概念が無くなって来てるのかも知れないね。」

カナ「ああー確かに。どれだけ沢山の音楽情報がデスクトップの中につまってるかが勝負だったりして。」

タク「いかに昔の名曲のいいフレーズを自由自在に取り出して、組み合わせるかが成功のカギだったりして。」

カナ「・・・・・」



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コメント(12件)

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上手すぎます!そして、熱気があるかどうかも重要なんです!聴いていて熱くなるかどうかもなんですが。イアンさん、ちょい苦手です。すみません(汗)
リュウ
2008/10/11 06:57
>リュウさん

ストレートじゃなくてちょっと斜めに構えてて変化球な感じですからね、苦手な人も多いと思います。熱いというよりはクールだし。そのヒネくれ具合がたまらなく好きです(笑)。
カナ
2008/10/12 03:58
「技巧に走りすぎては駄目だが、技巧を否定してもいかんのだ!」

って、海原雄山が言ってました。(まあ、彼はロックは聴かないだろうけど(笑))。
つまり、技巧はひけらかすためのものじゃなく、曲の魅力やハートを表現するためのもの、ってことでしょうか。

でも、もし僕がそんな高度なテクニックを持ってたら、もちろん見せびらかしまくります!
…モテたいから(笑)。
めがちょん
2008/10/12 14:59
>めがちょんさん

めがちょんさん、コメントサンクスです。

海原雄山、いいこと言うなあ(笑)。意外とロック聴いてるかも。ちょい悪親父(←古い)の原点みたいな人ぢゃないですか。きっとストーンズとかクラプトン聴いてます。(←本当か?)

でも本当に料理と音楽って共通するところがあるかも知れませんね。
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