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zoom RSS キース・リチャーズとカントリー・ミュージックとの関係。

<<   作成日時 : 2008/12/13 06:52   >>

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今夜のBGM・・・ THE ROLLING STONES / STICKEY FINGERS


映画「シャイン・ア・ライト」の、あくまで個人的なハイライトの1つが、キース・リチャーズがギターを持たずに「ユー・ガット・ザ・シルヴァー」を歌うシーンである。しびれました。


この「ユー・ガット・ザ・シルヴァー」は、ご存知のように名作「レット・イット・ブリード」に収録されたカントリー・タッチのナンバーである。ちなみに映画内でもう1曲キースが歌う「コネクション」は、アルバム「ビトゥイーン・ザ・バトンズ」に入っている、これまたカントリー・ロック風ナンバー。


一般的にはキース=ブルースというイメージがあるが、このように実はカントリーミュージックともつながりが深い。60年代末〜70年代初頭のストーンズとグラム・パーソンズとの交流が、ストーンズ・サウンドにカントリーの要素を持ち込んだ。特にキースはプライベートでもグラムと大の仲良しで、毎晩のようにつるんでは酒やドラッグを楽しみながらカントリー・ソングのジャム・セッションを繰り返していたのだ。


そんなグラム色が色濃く出ているアルバムが、70年代ストーンズの幕開けを飾る名盤「スティッキー・フィンガーズ」。
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グラムをイメージして書かれたといわれる名バラードB「ワイルド・ホーシズ」は、この曲を聴いて気に入ったグラムが自らのバンド、フライング・ブリトー・ブラザーズ(以下FBB)でストーンズより先に発表してしまうというオマケ付き。さらにH「デッド・フラワーズ」は、FBBのファンが彼らに花を飛行機で贈ろうとしたら途中で枯れてしまった、というエピソードを元に作られたナンバー。


また、続くアルバム「メインストリートのならず者」収録の「スウィート・ヴァージニア」にはノンクレジットながらグラムがコーラスで参加。73年にグラムがドラッグで亡くなった後も、グラムの影響としか思えないようなカントリー・フレイヴァーをストーンズのアルバムの随所で聴く事ができる。例えば、78年の「女たち」もカントリー色の強いアルバムで、「ファー・アウェイ・アイズ」ほか計4曲でロン・ウッドがペダル・スティールを弾いている。


このように、ストーンズの中に感じられるカントリー・フレイヴァーがわたしは大好きだ。


さて、最近のキースもストーンズ以外でステージに立つ時はカントリー・ナンバーを歌うことが多くなっているみたいです。

キースが歌うグラム・パーソンズ・ナンバー「ヒッコリー・ウィンド



この「ヒッコリー・ウィンド」のオリジナルは、バーズのグラム・パーソンズ在籍時代唯一のアルバム「ロデオの恋人」に収録されています。カントリー・ロックの扉を開いた、(そしてバーズをカントリー・ロック・バンドにしてしまった)歴史的名盤です。
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グラム・パーソンズの、初期〜バーズ〜FBB〜ソロという歴史をザッと俯瞰するのに最適な編集盤がこちら。ジャケもカッコイイし、最高!
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さらに、ウィリー・ネルソンらとの「デッド・フラワーズ」。



また、ボブ・ディラン、トム・ペティ、シェリル・クロウ、ベック、マーク・ノップラーと参加メンバーも豪華なハンク・ウィリアムズのトリビュート盤「TIMELESS」では、キースは「YOU WILL AGAIN」をカヴァー。渋い歌声を披露しています。
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カントリーの大御所、ジョージ・ジョーンズのデュエット集では、キースとの「Burn Your Playhouse Down」のデュエットが聴けます。こちらもゴキゲン!
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
George Jonesは自分も聴いてますよ〜。
キースのカントリー。よくぞここまで掘り下げてくれました♪

あのしゃがれ声もカントリー歌ってるとき、一番味に変わりますから!
聴き惚れてしまいます!
リュウ
2008/12/13 14:11
カントリーは聴きませんがウィリー・ネルソンは愛読ブログに掲載されていたので覚えています。
ことし75歳でジャズなども歌うらしく幅広いミュージシャンらしいですね。
あのブラック・ヨーデルのアーロン・ネヴィルもカントリー好きらしいので黒人音楽とカントリーは相容れる音楽らしいです。
カナさんの好きなキースがカントリーを歌うとどこか初々しい感じがします(^^♪
まり
2008/12/13 16:31
いや〜、同感です。
以前は、キースさん、(もっと)爺さんになるまで生きてたら、ブルーズを渋くやって欲しいと思ってましたが、今はカントリーをやって欲しいと思ってます。
エミルー・ハリスやリンダ・ロンシュタットあたりと一緒にカントリーアルバム作ったら面白いでしょうね。
substitute
2008/12/14 00:27
>リュウさん

キースのしゃがれ声、味がありますよね。でも、アルバム「女たち」までの声がわりする前(笑)の、か細い声も可愛らしくて好きです。ドラッグ治療で血を入れ替えたせいで声が潰れてしまったんですよね、確か。
カナ
2008/12/16 03:07
>まりさん

そうそう、カントリーとブルーズは相容れないようでいて、実は裏と表のようなもので本質的には近いものだと思います。カントリーのルーツをたどっていって、アイルランドのトラッドとかケルト音楽まで遡って聴いていくのも楽しいですよね。
カナ
2008/12/16 03:12
>substituteさん

>エミルー・ハリスやリンダ・ロンシュタットあたりと一緒にカントリーアルバム作ったら面白いでしょうね。

同感です。エミルー姉さん、好きなんです。あと、キースのアコギ作品集、なんてのも是非聴いてみたいなあと思います。キースのアコギ聴くとホッとするんです。キース、ちゃんと弾いてるじゃん、みたいな(笑)。
カナ
2008/12/16 03:17

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