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zoom RSS ジェフ・ベックの「ロニー・スコッツ」観た!

<<   作成日時 : 2009/04/05 06:28   >>

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今夜のDVD・・・  JEFF BECK / PERFORMING THIS WEEK... LIVE AT RONNIE SCOTT'S

発売日に買ったのに昨日やっと観た(汗)。色々あって観れなくて。しかし噂に違わぬ素晴らしい内容で、大満足です。ジェフ・ベック・ファンならずとも全てのロック・ファンにとってのマスト・アイテムでしょう。


何せジェフ・ベック名義としてはキャリア初の映像作品。映画、ビデオ、DVD含めて、今まで1本も無かったんだ。40年以上のキャリアがあるベックにして初ですよ!クランプトンなんてどんだけ出してるか・・・。

それから、先に出てたCD盤ではカットされた、そのクラプトンが飛び入りしてベックと共演した2曲が収録されてること。さいたまの共演コンサート行けなかった人もこれさえあればOKだ!(←そういう問題ではない)
ちなみに客席にはジミー・ペイジの姿も見れるので、一応、3大ギタリスト共演っちゅーこともあり。あー、あと、客席になんか汚い爺さんがいるなあと思ってよく観たらロバート・プラントだった(爆)。それからジョン・ボン・ジョヴィとかの姿もあります。

あともう1つの目玉としてジェフ・ベック本人へのインタビュー映像が収録されてるってのもポイント高い。ベックという人はもともとインタビューとか映像作品とかあんまり好きじゃないらしくて、ましてインタビュー映像ともなると非常に珍しいのです。しかも大変ゴキゲンな様子で、とても興味深い事実を色々と語ってくれてます。

あとはまあ、今のベックのバンドはキャリアでも最高ってくらい充実してますからね、ドラムのヴィニー・カリウタ、ベースのタルちゃんことタル・ウィルケンフェルド、キーボードのジェイソン・リベロ(来日時にはいなくて残念だったけど)。カリウタの超人的プレイとタルちゃんのキュートな笑顔満載収録されてるってだけでもこのDVDは買いでしょう。

しかしなんといってもベックね。特筆すべきは、ほぼ全編に渡って手元がアップで映ってること。CDだけではどうやってあの音出してるのかわからなかったのが、本当にホントーッによくわかる。ギタリストにとってはヨダレものでしょう。わかったからといってマネできるものではないですが。普通、ギタリストの映像っていうと左手のフィンガリング中心に見てしまうものだけど、ベックの場合は圧倒的に右手に注目が行く。例の親指と人差し指でのフィンガー・ピッキング、そして中指と薬指は常にアームに固定、小指は常にボリュームスイッチにかかってる。ベックの場合はこれが三位一体となって初めてあの音が出せるってのがよーくわかる。あとスライドバーの使い方とか、たまに見せるライトハンド奏法とか。そうそう、たまにピックも使ってる!「スキャッターブレイン」のあの高速リフでは最初ピック持ってるのがわかる!


以下、曲単位で個人的な注目ポイントを。(インタビューのネタバレとかあります)

C「哀しみの恋人達」

ベックのボリューム奏法の真髄がたっぷり味わえるのはもちろん、ここではタルちゃんの歌心溢れるベース・ソロに注目。あまりの素晴らしさにソロの途中で歓声とため息が。ベックも「お手上げ」のポーズでメチャクチャ嬉しそう。ソロ弾き終えた後のタルちゃんの「どう?」って表情がいい。ホント、今回のツアーとかでもベックが終始ゴキゲンなのは、インタビューでも言ってるけどこのバンドのメンバーが素晴らしいから。特にタルからポジティヴなエネルギーをかなりもらってるみたい。突然若い恋人ができちゃったオッサンがはしゃいでる感じなのか?ベックの目からは「タル・LOVE」光線が終始発射されてるのが確認できます。

F「ナディア」

90年代以降の、いや、80年代以降のベックの曲の中でも個人的に一番好きなこの曲。独特の浮遊感のあるメロディが大好き。スタジオ盤ではドラムンベースっぽい打ち込みサウンドでしたが、ここではそのドラムンベースを人力で完全に再現する怪人・カリウタのプレイに大注目。ドラム・パッドを指でカツカツ叩きながらドラムンベースっぽい音を出す阿藤快、もとい、カリウタ。ラストでベックの鼻から汗のしずくがポタリ、ポタリと落ちて光るところも見どころ。

H「レッド・ブーツ」

来日公演行ったyoikoさんがあまりのカッコよさに5階席から転落しそうになった名曲。来日ではカリウタのドラム・ソロからなだれ込むアレンジでしたが、ここではスタジオどおりにサラッと。放っとくと何時間でも叩いてるとインタビューで言ってました(笑)。そしてヤン・ハマーが乗り移ったかのようなジェイソン・リベロのシンセ。最近のセットリストの中では圧倒的にロック魂を感じる1曲だね。

I「エンジェル」

ラストに大注目!スライドバーを右手に持って、ピッキングするような超ハイポジションでスライドプレイしてます。インタビューでも、スライドバーが数ミリずれるだけで1オクターブ音がずれると言ってる超難易度の高いプレイ。アンビリーバブル!

J「ピープル・ゲット・レディ」

ゲストのジョス・ストーンがソウルフルに熱唱。しかしジョス、スタイル抜群。背が高くて細いのに肉感的でいい女ですな。鼻ピアスがよく似合う。ロッドの歌がちょい苦手なわたしとしてはこっちのバージョンの方がいいなあ(暴言)。

K「スキャッターブレイン」

来日ではやらなかったけど、おなじみ超高速リフ炸裂ナンバー。どこまでいくのかこのスピード。始まる前の緊張感、殺るか殺られるかっていう一撃必殺、仕事人っぽいムードがたまらんです。このリフ、ジョン・マクラフリンに影響されて作ったけど、スタジオではジョージ・マーティンに「そんなに速く弾かなくていいから正確に弾け」って言われてたんだって(笑)。今では4倍のスピードになったから少しはマクラフリンに近づいたかなってインタビューで言ってます。

Q「リトル・ブラウン・バード」
R「ユー・ニード・ラヴ」


「ここでストラトキャスターの達人を迎えたい」と紹介されて、クラプトンが普通のオッサンみたいな格好で登場(笑)。あまりの大歓声にベック「僕は消えようかな」だって。でも嬉しそう。2人のギターの神様が並び立つ姿だけで圧巻。ただ、いつまでも若々しいイメージの2人ですがアゴのラインのたるみだけは隠せない。特にクラプトンの老人化は急速に進んでるような。
インタビューでは、このゲスト出演、ベックがクラプトンの自伝本の発売イベントの時に自ら出演交渉に行って、あっさり断られて、納得できずにもう1回戻って、今度は曲目伝えたらあっさりOKされた(笑)っていう、まあクラプトンらしい気まぐれなエピソードをベックが語ってくれてます。しかし初めから出演決まってるんだったらもうちょっと格好なんとかしろクラプトン。いつもあんなもんか。
クラプトンのプレイ内容自体は、まあ普通かな。ちゃんと練習もしてきたみたいです。べックはおもにスライドでクラプトンの歌に絡む。2人とも当たり前だけど聴いたら誰だかすぐわかる「自分の音」を持ってるのが改めて凄い。クラプトンは歌とセットで。それから指先、いつも思うんだけど、クラプトンの指先って細くて尖ってる。フレットのポイントを指先でピキピキと精密機械みたいに正確に押さえる。対して、今回初めて判ったのだが、ベックの指先は結構丸い。フレットにペタッとフィットしそうで押さえやすそうな指してる。結構アバウトに押さえてもちゃんと弾けそうな感じ。これ、微妙だけど2人のギタースタイルに多少なりとも影響してるような気がします。あくまで憶測ですが・・・。


しかしロニー・スコッツの計5日間の公演の中でもクラプトン飛び入りしたのはこの日だけ。この日来てた人はラッキーでしたね。しかしワイン飲みながらこの至近距離でベックとクラプトン見れるなんて。いったいチケットいくらなんだ!それにこの一番前の方で観てる人たちって何者?業界関係者なのかスーパーセレブなのか。そう思うとこのDVDはこの内容でこの値段なら安すぎる!テレビの前でワイン飲みながらセレブの仲間入り!(悲しい)
CDで持ってても買う価値あります。あんまり書き過ぎるとネタバレになるのでこの辺で。(←もう十分にバラしてる)
あとは是非、自分の目で確認して下さい。


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
ワタクシもコレにやられています。ベックの超絶技巧ぶりはもちろん、カリウタ、タルちゃんも凄すぎる。ベックの映像はテレビ放映された以前の日本公演を録画して持っていますが、このDVDは絶対買いです。過去のアルバムからまんべんなく選曲されている点もgood。ただいま全アルバム再生中です!
ぜん
2009/04/05 06:50
こんにちは、JTです。

>ベックがクラプトンの自伝本の発売イベントの時に自ら出演交渉に行って、あっさり断られて、納得できずにもう1回戻って、今度は曲目伝えたらあっさりOKされた(笑)

とても爆笑できる、いいエピソードですね。
最近、図書館で借りてクラプトンの自伝本読みましたが、私生活とっても大変な人ですね。ベックと違ってそのあたりも売り物にしているけど...。

>ベックの目からは「タル・LOVE」光線が終始発射されてるのが確認できます。

最新号の「Rockin' on」の「渋松対談」での山本直樹さんの4コマでもこのネタ確認できます(笑)。

>CDで持ってても買う価値あります。

なるほど。検討しようかな。
JT
2009/04/05 14:49
おっと。まだAmazonカート中(笑)
カード決済の計算してからでーす。

>ほぼ全編に渡って手元がアップで映ってること
なんと!!!重要っ。あと、これでカリウタも何度も
みれるし早くしないと…。
yoiko
2009/04/05 23:44
>ぜんさん

これは買いですね〜。プレイも好調だし、狭い会場の雰囲気もよいですね。何よりベックが終始ニコニコしてるのがよいです。
>全アルバム再生中
その気持ち、わかります!
カナ
2009/04/06 03:17
>JTさん

>山本直樹さんの4コマ

さっそく確認しました!乳ネタ(笑)。思ってたけどあえてライブレポにも今回の記事でも書かなかったんですが、やっぱりみんな思うんですね。安心しました(笑)。
カナ
2009/04/06 03:20
>yoikoさん

カリウタの表情もよくわかるよ。阿藤快に似てる(爆)。あと近くで見るとやっぱりベックも年とってるのがわかる。アゴラインとか。でも全然衰えてないけど。インタビュー面白かったよ。
カナ
2009/04/06 03:22

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