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zoom RSS アコギを抱えたソウル・ブラザー三羽烏。

<<   作成日時 : 2009/05/09 18:14   >>

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今夜のBGM・・・ THE ISLEY BROTHERS / GIVIN’ IT BACK

アイズレー・ブラザーズは70年代ソウルのカテゴリーではマーヴィン・ゲイカーティス・メイフィールドスティーヴィー・ワンダーと並ぶほど重要なアーティストだ。

わたしも同じぐらい好きで、あえて個人的に順位をつけるならマーヴィンが一番好きでカーティスとアイズレーズが同率2位で、スティーヴィーがちょっと落ちて3位で、それからダニー・ハサウェイが来て4位・・・となるのだが(あえて順位をつけるならね)、とにかくアイズレーズはそれぐらい好きでアルバムも15枚ぐらい持ってる。なので日本での評価がアイズレーズだけ不当に低いのがおかしいと思ってる。米英での評価がどうなのかは知らんけど。


まあ他の人たちはピン芸人ですが、アイズレーズはトリオ、途中から6人組ということで、評価が落ちるのは仕方ないか。あと、他の人たちはグレイト・ソングライターですが、アイズレーズはカヴァー曲が多かったり、どうしてもコーラス・グループ+演奏集団と見なされてしまうところもある。偉大な曲もたくさん残しているんですが。


彼らが本領を発揮するのは、たたき上げのコーラス・グループである年上3人組に、ファンクの演奏力を身につけた年下3人組が合流して、兄弟6人組になってから。(正確には1人いとこ。)


アルバムでいうと、1972年の「BROTHER,BROTHER,BROTHER」から実質的に6人組になっており、年下3人が正式にクレジットされるのが1973年の「3+3」から。晴れてジャケット写真も6人揃い、ここから快進撃が始まる。


今日とりあげるこの「GIVIN' IT BACK」はその前夜にあたる1971年のアルバムだ。


まずジャケットに注目。男3人、アコギをかかえてこちらをしっかりと見据える。濃いい。アフロの兄さんがアコギ抱えて映ってるソウルのジャケット写真もかなり珍しいのでは?しかも3人とも。これがその後のアイズレーズとロックとの親密な関係性を示している。


収録曲は全曲カヴァー。ニール・ヤングジミヘンジェイムズ・テイラーディランウォースティーヴン・スティルスビル・ウィザース。時は1971年、シンガー・ソングライター全盛期で、収録曲にもその時代の空気感が色濃く表れてる。

1曲目がニール・ヤング「オハイオ」とジミヘン「マシーン・ガン」のメドレーで、いきなりヘヴィな展開だ。こういう内省的な歌をじっくり歌いこませたら、ネッチリとしたロナルド・アイズレーの歌唱は天下一品である。Aジェイムス・テイラー「ファイヤー・アンド・レイン」もドッシリと重いアレンジ。しかし終始フォーキーにジャカジャカ鳴ってるアコギのせいで、重いけれども閉塞的にはならず、それはアルバムの最後までずっと言える。Bディラン「レイ・レディ・レイ」でようやくフラワーで明るい雰囲気になり、そのまま沈み込むことなくラストまで一気に。


というわけで、アイズレー・ブラザーズのアルバムとしては中級〜上級編で、いきなりこれから聴き始めると本質を誤る可能性がありますが、本質の一部はこの中にあります。ジャケットにビビッときた方なら買っても損はありますまい。まず最初にオリジナル・アルバムをどれか1枚・・・ということならば、まずはなんといっても泣く子も黙る大・大・大名盤の「3+3」を、その次に超ド級のファンク・グルーヴが渦巻くモンスター・アルバム「THE HEAT IS ON」をオススメします。




アイズレー・ブラザーズのオススメ・アルバム

3人時代の最後を飾る、アコギ・グルーヴィーなカヴァー集。
Givin' It BackGivin' It Back
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若者3人が合流して、よりメロウでスムースで都会的に。レア・グルーヴ満載の人気盤。「WORK TO DO」超名曲!
Brother, Brother, BrotherBrother, Brother, Brother
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正式に6人組となり、快進撃ののろしを上げる記念碑的作品。メロウとファンキーのバランス良いがややメロウ強し。”ヤンゲスト・ブラザー”アーニー・アイズレーのジミヘン譲りのギターが炸裂。(なにしろジミヘンは若い頃アイズレーズのバックを務めており、アイズレー家に居候していたのだから)。
超名曲「IF YOU WERE THERE」はシュガーベイブ「ダウンタウン」の元ネタ。
3 + 33 + 3
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名作2枚に挟まれているが、これも充実作。タイトル曲でのアーニーのぶち切れるようなギターがたまらん。名曲「BROWN EYED GIRL」、トッド・ラングレンの「HELLO IT'S ME」のカヴァーも泣ける。
Live It UpLive It Up
The Isley Brothers

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究極に黒いファンク魂が、硬派なメッセージとともに爆発する男前ナンバー1アルバム。「FIGHT THE POWER」のタテノリ・ファンク・グルーヴに叩きのめされる。一転して後半は悶死するほどのメロウ・バラード連発。
The Heat Is OnThe Heat Is On
The Isley Brothers

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アイズレー・ブラザーズ、僕も好きです!
2枚組みのベストから入って、オリジナルもBROTHER,BROTHER,BROTHERとheat is on をもってます。

動画のthat ladyもかっこいいですね!アーニーのギターがあまり聞こえないのがちょっと残念・・・

確かになんか過小評価されがちですよね。
ファンクの文脈でもその傾向があるような・・・
スライやパーラメントあたりと、立派にタメ張れる存在だと思うんですけどね。
あ〜る
2009/05/10 11:33
>あ〜るさん

ソウルなのかファンクなのか、どっちにも入れられるし、どっちとも言えないので中途半端なイメージがあるのかも知れませんね。そういうジャンル分けしにくいアーティストが個人的にツボだったりします(笑)。
カナ
2009/05/12 02:30

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