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zoom RSS AOR一歩手前な豪快ブラス・ロックが楽しいシカゴX。

<<   作成日時 : 2009/06/19 04:35   >>

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今夜のBGM・・・ CHICAGO / CHICAGO X

ファンキー度
★★★★
さわやか度
★★★★
ピーター・セテラ度
★★★
チョコ度
★★★★★


シカゴの作品は圧倒的に初期が好きだけど、この10枚目ぐらいまではほとんど駄作がないはず。ないはずってのは全部聴いてるわけじゃなくてチョコチョコ抜けてるから(汗)。

シカゴの魅力ってのは思うに3カ条あって、

@豪快なホーン隊がブリブリ鳴ってるファンキーなブラス・ロック
A「シカゴのジミヘン」ことテリー・キャスの暴走ギター
BAORおじさん、ピーター・セテラによるメロウなバラード

というわけで初期の頃は圧倒的に@とAのせめぎ合いが素敵だった。その最たる例が名曲「長い夜」で、この曲のテリー・キャスのジャズっぽいテンションを織り込んだ流れるようなギターソロはロック史に燦然と輝く。60年代すでにその後のフュージョン感覚を先取りしたソロを独学で弾いていたのは驚異的で天才としかいいようがない。しかも少し荒れたガツンとしたトーンの手触りは完全なるロック。わたしのフェイバリット・ギタリストの1人です。

んで、Bのバラード路線は初期はロバート・ラムが担当してることが多く、ピーター・セテラはブリブリ・ベースのファンキー兄さんだったのだが、このアルバムのC「IF YOU LEAVE ME NOW」が全米ナンバーワンの大ヒットになって、バラードの顔はピーター・セテラに。そしてバンドはテリー・キャスの死後方向転換、ベタなAORバンドとして再出発し、80年代に「素直になれなくて」などのヒットを飛ばしてセテラはAOR魔王として君臨する。

この「シカゴX」は、そんな初期のブラス・ロックの豪快さと、後期のAOR時代のいい所が混在してるのが最大の魅力。@は出だしからいきなりホーン隊がぶっとばす骨太ロックンロール。初期より活躍の場は少ないとはいえ、テリー・キャスも存命で所々でぶっといギターを聴かせる。BやGなどはほとんどAWBタワー・オブ・パワーのようなホワイト・ファンク。曲名からオハイオ・プレイヤーズなども意識していたのか?

先にあげたC「IF YOU LEAVE ME NOW」もやはりバラードの名曲。このイントロを聴いて「ウッ」となるかどうかが後期シカゴが許容できるかどうかの分水嶺(後期はベタなシンセ音が平気かどうかってのも好き嫌いの重要な要素)。レゲエのリズムを取り入れたカリビアンなEではさわやかな風が吹き抜ける。ちなみにこのアルバムの邦題は「カリブの旋風」。カリブ、この1曲だけなんですけど(笑)。


ちなみにシカゴのジャケットは全アルバム、おおきくバンド・ロゴをあしらったものだけど、個人的にはこのアルバムのデザインが一番好きです。ああ、チョコ食いてえ。


「長い夜」収録の初期の代表作、セカンド。
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初期と後期の魅力が共存する、中期の代表作、10作目。
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デビッド・フォスターの名を轟かせた、「素直になれなくて」収録の後期ベタAOR代表作、16作目。シンセ音満載。
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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
> このイントロを聴いて「ウッ」となるかどうかが後期シカゴが許容できるかどうかの分水嶺(後期はベタなシンセ音が平気かどうかってのも好き嫌いの重要な要素)。

おっしゃるとおりだと思います。
私が洋楽を聴き始めたときに日本で流行っていた洋楽曲のひとつがこの曲。いまだにシングルEP持ってます。最初に聴いたシカゴの曲がコレだったので、私は80年代のシカゴも許容できます。けれどもこの曲におけるブラス音は、まだ、ブラスロックで名を馳せた初期のころのシカゴっぽい、ダサい(荒っぽい)音がします。ブラスロックとAORの高次元の融合曲(笑)・・・私はそう捉えています。その意味で、このころはまだ、80年代のサウンドとはチと違う気がしますね。
ルドルフ
2009/06/19 07:32
シカゴ好き、あんまよく知らないけど。でもブラスって言うと、どうしてもダンの鬱感を求めるから「さわやかさんだなー」とか思ったし、もっと昔は「TOTO系枠なんでしょ?」(自分の中でのダサ枠)だったのに、どっちも(違うけど)好きになっちゃうから人生わかんないもんです。「チョコ度」って(笑)!
yoiko
2009/06/19 21:33
>ルドルフさん

>ブラスロックとAORの高次元の融合曲

まさに!そういうことが言いたかったんです。わたしもこの曲は全然平気というかむしろ好きです。さすがに80年代のシンセ音ベタベタのは「ウッ」と思うところも実際あるのですが、それでも学生時代はパンクとか聴いてイキッていたので「絶対あり得ない」とか思ってましたが、今では普通に聴けるようになりました、20年おくれで。こうして大人になっていくんだなあと思いました(笑)。
カナ
2009/06/20 09:24
>yoikoさん

ダンのブラスとは全然違うよね、もっと豪快でストレートでさわやかな感じで。ダンはブラスってより、ここぞという曲では本物のジャズマン連れてきて印象的なホーンのソロが多いね。フィル・ウッズとかショーターとか。
ダンのブラスっていうとやっぱり「マイ・オールド・スクール」とか「タイム・アウト・オブ・マインド」とか好きだな。
カナ
2009/06/20 15:36
シカゴは“Saturday In The Park”が大好きなんですよ〜。
もちろん、その周辺の頃も・・。
あまり語ること出来ませんが、初期は今でも聴きます!
リュウ
2009/06/20 23:16
>リュウさん

“Saturday In The Park”いいですね!シカゴの初期の作品はバラードでもエヴァーグリーンな魅力があって、いつ聴いてもいいな〜と思います。
カナ
2009/06/21 05:06

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