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zoom RSS イタリアン・ロックへの道〜マウロ・パガーニ。

<<   作成日時 : 2010/04/07 02:18   >>

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今夜のBGM・・・ MAURO PAGANI / MAURO PAGANI


今年に入って、何故だかまたプログレ熱が再燃している。

一言でプログレ=プログレッシヴ・ロックといっても音楽のスタイルはさまざまだし、そもそもプログレという言葉はジャンルではなくて音楽に対峙する姿勢を表す言葉だと思うので、あんまりひとくくりにしたくないのだが(←でも便利なのでつい使ってしまう)。

それを承知の上で、いわゆる「ジャンルとしてのプログレ」を大まかにざっくり分けると、いわゆるジャズ・ロック系(カンタベリー派とか)、クラシック寄りのシンフォ系(オケやシンセやメロトロンを多用)、そしてテクはなくともアイデアや勢いで勝負するサイケ〜サイケ・ポップ系(初期フロイドやジャーマンとか)に分かれると思う。もちろんそれぞれの要素が密接に絡み合ったり、まったく違う要素が入ってきたりとグループによって千差万別。


で、今までピンク・フロイドや、キング・クリムゾン、イエスといった大御所はもとより、カンタベリー系ジャズ・ロックやジャーマン・サイケものなど、有名どころは一通りザックリと聴いてきた。なのである程度、自分はもうプログレわかった、もう理解したので卒業しました・・・なーんて大きな気分になってしまっていたのである。


ところーが!1枚の素晴らしいアルバムとの出会いが、もう「知ってるつもり」だったプログレというジャンルがまだまだ未知なる宝の眠る大海原であることに気付かせてくれたのだ。それがマウロ・パガーニの「マウロ・パガーニ〜地中海の伝説」。そして未知なるプログレ大国イタリア!


そう、まさにこのアルバムがわたしのイタリアン・ロックへの「道」を今まさに切り開こうとしている。イタリア?ロック後進国でしょ?なーんて言ったら痛い目に遭う。なんといってもルネッサ〜ンスの国、イタリアである。文化と芸術の中心地である。すべての道はローマに通じるのだ。そういえば映画「ドラゴンへの道」でブルース・リーが最後の死闘を繰り広げたのもイタリア、ローマのコロッセオではなかったか!さらに「道」といえばイタリアの名匠、フェデリコ・フェリーニ監督である。そりゃー高橋大輔も踊るっちゅーねん!


話しがそれた。マウロ・パガーニである。イタリアン・ロックの名グループ、PFMのヴァイオリン・フルート奏者。PFMを脱退後、2年間の修行を積み、満を持して発表した初ソロ・アルバムがこれ。普通はバンド辞めたら自分のアルバムすぐ出したくて出したくてしょうがないだろ。しかし彼は自らのアイデンティティである地中海文化、アラブ文化をより深く見つめ直し、民族音楽の研究に2年を費やしたという。なんという音楽に対する真摯な姿勢。その志が尊い。


バックのメンバーはPFMをはじめ、アレアやカンツォニエーレ・デル・ラツィオなど、当時のイタリアン・ロックのオールスターがガッチリと固めている。やはり基本はジャズ・ロック。テクニック的には完璧で緩急自在のめくるめくスピード感がたまらない。

自分の場合はザッパとかマイルスとかソフト・マシーンを聴きまくっていたので、こういったジャズ・ロックにはすんなりと入り込めるのだが、地中海風味というかアラブ風味というか、ジプシー的でモーダルなメロディや民俗楽器の音色が自分にとっては新しい。一言でいうならジャズ・ロック・ミーツ・ジプシー・キングスというか・・・なんか安っぽい表現だな。とにかく自分にとっては初体験の地中海からの風が心地よく吹いてきます。


そしてなんつってもこのアルバムはジャケが魅力的。パガーニは男前だよね。ポケットの中に無造作にバイオリンだのフルートだのよくわかんない楽器だのをボコボコと突っ込んでるところがなんともイカしてる。この容姿がなんともロック的、男気ロックなのだ。


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ということでまだ駆け出しペーペーですが、今年の音楽酒場ではイタリアン・ロックも積極的にかけていきたいと思います。



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イタロ道そのA〜アレア「自由への叫び」
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2010/06/02 04:35

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コメント(18件)

内 容 ニックネーム/日時
未知なる大海へ漕ぎ出す勇気に拍手を送ります。私はユーロ・プログレは今だに怖くて手を出せずにおります(ユーロ・ロック全般ですね)。情報が少ないので、買わなきゃわかんないというバクチ度の高さと、共に語れる同好の士がいないのが原因でしょうか。でも今はネットがあるから大丈夫・・・なのかな?
ぜん
2010/04/08 06:22
なぜ今、イタロ?と白々しく聞いてみたり(笑)

>イタリア?ロック後進国でしょ?なーんて言ったら痛い目に遭う

思う人いるの…?かな、やっぱ。
プログレ大豊作の名産地!!
PFMよりアレアの方がよく聴いたよ〜。
yoiko
2010/04/08 23:53
>ぜんさん

ども、ぜんさん。はい、チャレンジャー精神を忘れずに(笑)大海へ漕ぎ出してしまいました。まあ今までもそうやって守備範囲を広げてきたので。亡くなった巨人のキムタクのように、全ポジションこなせるマルチ・プレイヤーを目指して行きたいと思います。
でも確かにネットの存在は大きいですよね。
>情報が少ない
>共に語れる同好の士がいない
これ両方フォローできますからね。リスナーにとっては本当にいい時代になったと思います。売る方は大変ですけど(泣)。
カナ
2010/04/09 02:47
>yoikoさん

それは道がそこに続いているから。←嘘。それはユーロの巨匠yoikoさんの存在がデカイでしょ(笑)。つーか、今までどっちかというと苦手だったシンフォ系のプログレが今年に入ってから大丈夫になったんだよね。ようやくニンジン食えるようになりました、みたいな。あと、イタロってシンフォものばっかりだろうと思ってたら結構カンタっぽいジャズ・ロックの要素も強いじゃん、これなら全然いけると思って。
アレアはとりあえずラストアルバムの「1978」を買ったよ、ジャケかわいいから。マジでぶっ飛ぶくらいカッコいい!ファーストも注文中。
カナ
2010/04/09 03:06
イタリアンロックといえば歌もの作品が多い気がするのですが、プログレにおいても歌を大事にしているというのがイタリアの魅力かな、と思ったりします。
個人的には最近聴いたリブラというバンドがほんまカッコよくて、コレ誰かにおすすめしたいなあ、と思っていたところでした。(笑)
つぎは何聴こうかな、という時にでもお試しくださいまし。
duran
2010/04/15 02:04
>duranさん

確かに歌の力が強いですね、イタロ。やっぱりカンツォーネの国ですからね、そしてオペラの国でもありますね!腹の底から声を出して歌い上げるスタイルが多いように思います。その意味でもジプシー・キングスとの共通点を指摘してみました。
中でもアレアのヴォーカリスト、デメトリア・ストラトスは凄いですね!アグレッシヴな歌いっぷりに脱帽です。リブラ、試してみますね。
カナ
2010/04/16 02:02
30年ほど前、たまに立ち寄る仙川のレコード屋さん(当時は東京仙川周辺に住んでいた)で見つけた一枚、
「マウロパガーニ/地中海の伝説」。
PFMのバンド名は知っていたけど、聴いたことはなかった。そのPFMのメンバーだった人でヴァイオリン奏者の人?
何かが匂った。ジャケットも絵葉書写真のような地中海の写真ではなく、男が一人写ってるだけ。
でもその男は強烈な匂いを発していた。
買って帰って、ターンテーブルに置いて針を乗せた。
「ヨーロッパの曙」
瞬間、六畳一間のアパートの湿気、水分はすべて蒸発し、俺は地中海を見下ろす白い建物のバルコニーに居た。
そこから始まった、ヨーロピアンロックの旅、
イタリアの、AREA.NEW TROLLS.LE ORME.PICCHIO DAL POZZO.CELESTE.フランスのATOLL.ドイツのNOVALIS.ハンガリーのGAMAPOLIS.(だったかな?)
音楽に対する概念の日本人とのあまりもの違い!
そのころ日本ではサザンとか言うコミカルバンドが売れ始めていたっけ(苦笑)

地元に帰ってある日、街頭インタビューで「今、どんな音楽をどこで聴きたいですか」という質問を受けた。
「地中海の見える白い建物のバルコニーで、民俗音楽をアレンジしたロックが聴きたい」
インタビューの女の子は、変な人と思っただろうが、俺の頭の中では確実にMauro Paganiが鳴っていた。
それは今でも変わっていない。
Augenblicke
2010/07/16 16:20
>Augenblickeさん

レス遅れてすみません。
素晴らしいコメントありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
カナ
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