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zoom RSS キース・エマーソンはロック界の円谷英二だ!ロックの日常と非日常について語る。

<<   作成日時 : 2010/04/16 01:05   >>

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今夜のBGM・・・ EMERSON,LAKE & PALMER / TARKUS



タク(ギィ〜)「ちわーす。ん?マスター、今日は店の雰囲気がいつもと違うじゃん。」

カナ「あ、タクさんいらっしゃい!今日は珍しくエマーソン、レイク&パーマーなんてかけてるからね。」

(「タルカス」のジャケを差し出す)

タク「おお!懐かしい、恐竜戦車!」

カナ「ちがーう!恐竜戦車はこれじゃ!」


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タク「どう見ても恐竜戦車じゃん。ウルトラセブンのパクリじゃん。」

カナ「よく見てっ!上に乗っかってるのが恐竜じゃなくてアルマジロなの!ウィキペディアによると・・・」

タク「ウィキペディアかよ(笑)」

カナ「ゴホン・・・、えー、ウィキペディアによると、タルカスとはアルマジロのような体に戦車が合体している想像上の怪物で、このアルバムは、火山の中から現われたタルカスが、地上のすべてを破壊し尽くし、海に帰っていくという・・・壮大なストーリーを描いたコンセプト・アルバム・・・」

タク「ぎゃはは!(爆)なんだそりゃ!それでその後どうなるの!?」

カナ「・・・いや、それで終わり。」

タク「腹いてー。面白すぎる!なんで火山から現われて海に帰っていくんだよ。矛盾しとる!その話は何よ、どっかの国に古くから伝わる伝説とか?」

カナ「いや、だからキース・エマーソンが自分で考えたんだよ。」

タク「(爆)」

カナ「で、最初グレッグ・レイクはその作品コンセプトに興味が持てずに、『ソロでやれば?』と冷たく言い放ったんだって。」

タク「ひ〜死ぬ。それ誰が聞いたんだよ(笑)」

カナ「だってウィキペディアにそう書いてあるから、多分本当なんだよ。」

タク「そりゃー言うよな〜。うんうん、レイク冷静だよ。」

カナ「でも結局レイクは歌詞全部書いて、プロデュースまで担当したんだから、最終的にはこのコンセプトが気に入ったんだよ。」

タク「え〜!レイクいい奴だな。なんか小学生の友情みたいだな。」

カナ「・・・だから誤解をまねく表現はやめなさいって。あ、今さら言うのもなんですが、今回、誤解をまねく表現が非常に多いですから。目くじら立てずに笑って許してくださいね。」

タク「こうやって対談形式にしている回は、最初からそういうつもりの時。」

カナ「そう、筆者が責任の所在をうやむやにするために対談形式にしています。」

タク「バラしちゃダメじゃん(笑)。でもマスターさあ、昔からずっとELP苦手とか言ってたじゃん?なんで今さらこんなレコードかけてるの?」

カナ「うーん、昔はこういうシンフォ系の大仰なプログレとか、アホらしいコンセプトの大作とか」

タク「アホらしい(笑)」

カナ「まあちょっと苦手だったんですけど、特に若い頃は。もっと、例えばクラッシュとかストーンズとか、ストリート感覚のあるロックが好きだったってのもあるんですが・・・」

タク「ふんふん。」

カナ「おんなじプログレでも、ピンクフロイドとか、カンとかね、ドラッギーでサイケ感のあるやつは好きだったんですけど。つまりロックにリアルとかシリアスを求めてたんですよね。」

タク「現実的なものをね。それはわかる。」

カナ「そう、いかにリアルであるかってのが重要で。ヒップホップのパブリック・エネミーとかね。現在(いま)を生き抜く上でのリアルなメッセージが伝わってくるものが好きで。カート・コバーンとかパティ・スミスとか。」

タク「うんうん。」

カナ「でもね、この年齢まで生きて40歳を目前にして、今までの人生を振り返ってよくよく考えたら、そんなメッセージなんて現実社会を生き抜くのにクソの役にも立たんかったとですよ!」

タク「ギャハハ!なぜか九州弁!言うねえ。」

カナ「まあもちろん心の支えになってた部分はありますけどね。まあとにかく、別にメッセージなんてあってもなくても音楽は音楽だべさ、と。音さえ気持ちよければこの際なんでもいいだろう、と。音楽至上主義にようやくたどり着いたという心境なのです。それで、このELPもOKになったんですよ。今までならまずアホらしいコンセプトだけで聴く気がしなかったもん。」

タク「でもさー、マスター好きなPファンクとかだってコンセプトはアホらしいじゃん?」

カナ「だってあれは70年代の黒人側から見たアメリカ社会の縮図を風刺してるわけで、ある意味メッチャリアルな音楽ですよ。」

タク「ああそうか。」

カナ「でもこのELPの『タルカス』にはそういった意味でのリアルが一切ない!あるのはただキース・エマーソンの疾走するキーボードと、併走するバンドのドライヴ感、つまりただひたすら演奏の快感があるのみ!それが今となってはとっても潔い感じがして、大変気に入っております。」

タク「なるほどね。」

カナ「それに、よく考えたらロボットアニメとかSF映画とか特撮モノとか、そういうのは昔からずっと好きだったんですよね。荒唐無稽なヤツほど。だからロックとはまた別モノだと考えてたと思うんだけど、分けて考えるのもおかしな話で、ロックがアニメでロックがSFだって別にいいわけですよね。」

タク「まあ常にロックに対してリアルだけ求めてるわけじゃないからね。そればっかりじゃ疲れちゃうしねえ。たまにはファンタジーとかゴージャスとか、非日常なものを求めて現実逃避することもあるよな。」

カナ「そうそう!タクさんわかってる!シンフォ系のプログレってSFとか特撮風のジャケが多いじゃないですか。イエスとかジェントル・ジャイアントとか。最近よく聴いてるイタリアン・ロックのシンフォっぽいヤツなんて、『宇宙戦艦ヤマト』のサントラに音そっくりだし。さしずめELPはロック界の円谷プロだ!と。そう考えたら全然OKになりましたよ。」

タク「円谷プロ・・・それって結局『タルカス』が恐竜戦車ってことなんじゃ・・・。」

カナ「あ・・・・・」



なんだかんだ言いながら夜は更けていきますが、ポップなA「ジェレミー・ベンダー」が一番好き!と言っている時点でまだまだプログレ・ファンの領域にはほど遠い音楽酒場のマスターでありました。END。
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そうそう、せめてこれぐらいケレン味がないと。
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プラダ トート
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プラダ トート
2013/07/10 02:44

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
ELP、懐かしいです。中学生の頃かな〜、それなりに聴いていたのは。ジェレミー・ベンダーは僕も好きでした。
久々に聴いてみたら面白いかな、という気分になりました。
substitute
2010/04/17 17:55
>substituteさん

自分はもともとあんまり聴いてなかったんで、今逆に新鮮に感じるだけなのかも知れませんけど、最近結構この辺を聴いてます。まあクリムゾンでも「ディシプリンが一番好き!」なんて昔のブログ記事に書いちゃってますし、プログレファンから見たらダメダメな感じでしょうね。でもやっぱりジェレミー・ベンダーはポップでいい曲です。
カナ
2010/04/18 05:23
エマーソンはディキシィランドやブルーグラス好き。それ故のJeremy Bender 。レイクのブルー・アイド系の声質もあってオールド・アメリカンなポップさが前面に。作品コンセプトの物語すら如何にも欧州人らしい感性に基づいた伝統的寓話世界。結局はノスタルジックな味がこのトリオの売りなんだと。それがモダン・テクノロジィのイメージを喚起するシンセや無駄にハッタリの効いたパーマのリズムに巧くコーティングされてんだな。Are You Ready Eddy?なんてロカビリィじゃん(笑)。
oilcity
2010/04/18 12:23
>oilcityさん

本文よりはるかにためになる解説ですね(笑)ありがとうございます!

>エマーソンはディキシィランドやブルーグラス好き
なるほど、そうだったんですね。

Are You Ready Eddy?は最初パロディでやってるのかと思いましたが、結構真剣にやってるのかも知れないですね。ブルースと並んでこの時代の英ロックのルーツとして当然あるでしょうし、ロバート・プラントとかフリートウッド・マックのジェレミー・スペンサーとかロカビリー狂の人多いですもんね。
カナ
2010/04/19 03:22
<でもね、この年齢まで生きて40歳を目前にして、今までの人生を振り返ってよくよく考えたら、そんなメッセージなんて現実社会を生き抜くのにクソの役にも立たんかったとですよ!」

リアル(現実的)なメッセージにも色々ありますからね〜。ちなみに今を生き抜く僕のリアルはZazen Boysの"自問自答"です。
TwinNails
2010/05/04 22:40
>TwinNailsさん

なにぶん自虐的な表現を含んでいるのでこの部分に過剰反応はしないで下さいね(笑)。その次の「まあもちろん心の支えになってた部分はありますけどね」ってところがホンネです。その時期その時期、どんな音楽にリアルを感じていたかってことを思い出話的に書いているのがこのブログです。
カな
2010/05/10 00:43
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