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zoom RSS わたしの想うNYのイメージはこんな感じ。ポール・サイモン「時の流れに」。

<<   作成日時 : 2011/06/22 05:50   >>

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今夜のBGM・・・ PAUL SIMON / STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS

先回取り上げたウイングス「ロンドン・タウン」がロンドンを強く想起させるアルバムなら、ポールはポールでもマッカートニーではなく、今回取り上げるポール・サイモンの1975年の大傑作「時の流れに」、これはもう・・・どこから切ってもNYとしか言いようのない味わいの作品。ロンドン同様、NYも行ったことはないのだけれど・・・。


ソロになってからはアフリカやブラジルに飛んで、ワールド・ミュージックの人、というイメージが強いポール・サイモンですが、この作品だけは別。彼のホームグラウンドであるNYにじっくり腰を落ち着けて、名うてのジャズ/フュージョン系のミュージシャンたちを豪華に使って録音した、ジャズ色の強い大人なAORサウンドに仕上げてます。

結果、グラミー賞のアルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞、さらにシングル「恋人と別れる50の方法」は全米ナンバー1ヒットとなり、ソロ転向後最大の栄光を彼にもたらしました。


A「マイ・リトル・タウン」ではアート・ガーファンクルと共演し、サイモン&ガーファンクル名義で久々にハーモニーを聴かせています。それが話題となり、このアルバムの売上に大きく貢献したと思われます。

もちろん「マイ・リトル・タウン」も素晴らしい曲ですが、なんといってもタイトル曲@「時の流れに(STILL CRAZY AFTER ALL THESE YEARS)」のイントロのエレピのゆらぎ。これがたまらん。このイントロ一発でアルバムのムードを決定づけています。さらに中盤のマイケル・ブレッカーのサックス・ソロ。NY度の高さという点では、この曲がビリー・ジョエルの「ニューヨークの想い」と並んで双璧だと思います。



B「君の愛のために(I DO IT FOR YOUR LOVE)」は、あのビル・エヴァンスもカヴァーして、晩年のレパートリーとした名曲。マイルスにとっての「タイム・アフター・タイム」的な存在の曲だったのでしょうか。

C「恋人と別れる50の方法」では名人スティーヴ・ガッドの代表的プレイとなった絶妙なドラミングが聴き所。




E「悲しみにさようなら(GONE AT LAST)」もよい。フィービー・スノウとのデュエットによる軽快なゴスペル・ナンバー。

F「ある人の人生(SOME FOLKS' LIVE ROLL EASY)」もそうだが、人生の機知に富んだ歌詞も、まるで1曲1曲が一本の映画のようで、泣ける。


実は今、少しポール・サイモンにハマりかけていて、ワールドぽい展開のアルバムも徐々に聴いているのですが、このアルバムがデーンと中心にあるからいくら振幅が激しくても軸が揺らがない、そんな強みがあります。


それにしても、この手のAOR系サウンドにおいては、「ちょびヒゲ」ジャケットは名盤の証である。ニック・デカロイタリアン・グラフティ」しかり、マイケル・フランクスアート・オブ・ティー」しかり。ジャケにちょびヒゲ姿があれば買い!これはまず期待を裏切らないほど強力な法則。ちょびヒゲ、恐るべし。


ハズレのない「ちょびヒゲ」ジャケの名盤たち!

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コメント(15件)

内 容 ニックネーム/日時
ポール・サイモンのソロはグレイスランドしか聞いたことがありませんでしたし、恋人と別れる〜はタイトルしか知りませんでしたが、この曲カッコイイですね。 カナさんのブログは知らなかった音楽との出会いが多くて楽しいです。是非相互リンクさせて下さい!(唐突)
「この曲のココが好き!」http://ochikaresamansa.blog.fc2.com/
私のサイトにはリンクお貼りいたします。支障がありましたらご指摘ください・・・・m(_ _)m
omoji
2011/06/22 21:25
>omojiさん

こんばんは!リンクありがとうございます。相互リンク大歓迎です。わたしの方も貼らせていただこうと思ってたんですよ!今後ともよろしくお願いします。
カナ
2011/06/24 04:35
有難うございます!
同じ愛知県民、ほぼ同世代ということで、今後ともどうぞ宜しくお願い致します!(おそらくカナさんが私より1歳年上かと。ビートに抱かれてがヒットしていた時、私は小学生だったので)
omoji
2011/06/24 07:19
俺もこのアルバム大好きです。ジャケットからしてニュー・ヨークって感じだし・・・。1曲目「時のながれに」のフェンダー・ローズのゆらぎ、そうそうまさにこれです。あと「恋人と・・」のスティーヴ・ガッドのスネア・ワークたまりません!!
ロック仙人TF
2011/06/24 17:00
>omojiさん

おお、愛知県民だったのですね!「ビートに抱かれて」は84年でしたっけ?84年は中1でした。
カナ
2011/06/25 11:39
>ロック仙人TFさん

ガッドで一番好きなのはスティーリー・ダンの「エイジャ」での超絶技ですが、こういった堅実なプレイも実に上手いですね。
カナ
2011/06/25 11:40
ご無沙汰です。
このアルバム、いいですね。結構ソウルフルな盤、という印象があります。
「恋人と別れる50の方法」は、中坊の頃、ラヂオで良く聴きましたよ〜
Substitute
2011/06/26 21:16
NYかー。ベタだけどBジョエルとかルーリード、Sヴェガかな。PサイモンとAガーファンクルって関係は(音楽性)対等なのでしょうか?
曲はポールで声はやっぱガーファンクルが美しいけど。。。
Todd Ranglenn Appeared to Animal Planet and he introduced his Dog. One of his Album Jacket work is; His own Dog!
若鷹タカコ
2011/06/27 00:31
すみません、このPC突然日本語入力できなくなって。トッドラングレンがAプラネットに飼い犬と共に登場しました。犬ジャケでしたね。
若鷹タカコ
2011/06/27 00:32
読み進めながらスクロールすると、続々と現れる「ちょびビゲ」たち!ウケました♪
言われてみれば良い盤が多いですね。
la chat
2011/06/27 23:07
>Substituteさん

こんばんは。サイモンのアルバムは全部聴いたわけじゃないですが、飛びぬけてジャズ/ソウル色が強い印象があります。「恋人と別れる50の方法」はやっぱ流行ってたんですね〜。
カナ
2011/06/28 05:36
>若鷹タカコさん

ビリージョエルは表NY、ルーリードは裏NYって感じですね!

>PサイモンとAガーファンクルの関係

やっぱソングライターとしてピリッと締まってるのはサイモンなのでは?ガーファンクルはキレイな声の人というイメージが。しかしタカコさん英語堪能ですよね、いつも感心します。
カナ
2011/06/28 05:39
>la chatさん

こんばんは!
ちょびヒゲはあなどれないですよ〜。特にAOR系はまずハズレないですね(←断言)。ジャケを並べると壮観ですよね、ジョージ・ベンソンがアクセントかと(笑)。
カナ
2011/06/28 05:41
L.Aとサンフランシスコとリヴァプールもお願いします
エフ
2011/06/29 00:05
>エフさん

一般的には
LA=イーグルス
シスコ=ジェファーソン・エアプレイン
リヴァプール=ビートルズ

ってイメージですか?でもそれでは面白くないですね。考えてみます。
カナ
2011/07/02 05:10

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