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zoom RSS ビースティ・ボーイズのストリート美学が詰まった「チェック・ユア・ヘッド」。

<<   作成日時 : 2012/06/02 12:31   >>

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今夜のBGM・・・ BEASTIE BOYS / CHECK YOUR HEAD

さて、もうかなり時間が経ってしまったが、ビースティ・ボーイズMCAことアダム・ヤウク氏が5月4日に癌のため亡くなった。享年47歳、若すぎる。

ビースティーズについての個人的な思い出を少し。衝撃のデビュー・アルバム「ライセンス・トゥ・イル」が発表されたのが1986年、当時中学3年生だった。そのちょっと前にRUN DMCの「レイジング・ヘル」も出ている。当時洋楽のプロモ・ヴィデオを流す深夜番組(ソニーミュージックTVとかべストヒットUSA)を食い入るように見ていた中3少年にとってまさにカルチャー・ショック!この年が日本におけるヒップホップ元年だったんじゃないかな?

もっとも、ビースティーズのPVを見ても、ただ白人の兄ちゃんたちが怒鳴ってパーティーで大騒ぎしてるだけで、そんなにいいとは思わなかったんだけど(笑)。RUN DMCにしても、まだヒップホップのよさはよくわかんなくて、どっちかというと「ウォーク・ディス・ウェイ」のPVで共演してた復活エアロスミスのカッコよさに痺れて、その後エアロにハマるようになっていったんだけど。

ヒップホップをカッコイイと思うようになったのはもっとずっと後で、大学生になってロッキング・オンとか読み出して、ロックをもっと意識的に聴くようになってからで、最初にパブリック・エナミーを好きになった。どっちかというと黒人のソウルとかファンクとかの末裔としてヒップホップをいうものを捕らえていた(今でもそう思っているけど)。この頃からロックとヒップホップのリスナーの間の心の垣根?が徐々に壊れ始めたような気がする。

そしてビースティーズがその「垣根」を完全にぶっ壊した名盤が、1994年発表の「イル・コミュニケーション」。

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これこそがオルタナティヴだ!というべき、ロックとヒップホップが完璧に違和感なくクロスオーバーした内容で、爆発的に売れた。これが若いロック・リスナーの間で、ロックとかヒップホップとか関係なくカッコよければそれでいいじゃんという雰囲気を生み出す決定打になったと思う。今フェスで普通にロック寄りのアーティストとヒップホップ寄りのアーティストを同時に楽しめるのも、この時代のビースティーズが後のシーンに与えた影響がかなり大きいのではないかな。


ただ今の耳で聴くと、この「ライセンス・トゥ・イル」はあまりにブッ飛び過ぎてて、純粋なヒップホップ作品としてはこれの1コ前、1992年に出した「チェック・ユア・ヘッド」のが好みだったりする。一番黒人のヒップホップに近い手触りのアルバムともいえる。ジャズやファンクなどリズムのネタがねちっこいし、実際サンプリング面の技術的にはこれが一番面白いアルバムだと思う。鍵盤奏者マニー・マークの全面参加が大きい。

もちろん黒っぽいだけじゃなく、「ロック」なネタ使いも満載。@「ジミー・ジェイムス」ではいきなりチープ・トリック武道館」からロビン・ザンダーの声が飛び出し、E「フィンガー・リッキン・グッド」の2分59秒ぐらいから響き渡るボブ・ディラン親指トムのブルースのように」にゾクリとします。



それになんといってもジャケット写真の最高に「ストリート」な3人の姿。自らのレーベル、グランド・ロイヤルが成功して、ビジネスマンとしても有能な彼らですが、いくつになってもこの写真のようなストリート感覚を失わないところに憧れる。数年に1枚しか出さないオリジナル・アルバムは長いキャリアでたった7枚、その全てが名作というのも奇跡。2人になっても活動するのかな・・・。


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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
アルバムとして1番好きなのは『イル・コミュニケーション』です。でもヒップホップ度でいうと確かに『チェック・ユア・ヘッド』。で、一番好きな曲はといえば、「ファイト・フォー・ユア・ライト」!一度ライヴ観に行ったことありますが、やはりこの曲盛り上がります。
アダム・ヤウクがいなくなってしまったこと、とても残念です。
名盤!
2012/06/03 22:01
私は初来日見に行きました。会場はボクシングの後楽園ホール、前座は売れる前のバブルガムブザーズ、舞台にはでかいハリボテチンチンに両サイドはカゴに入った女、一曲目「スロウ・アンド・ロウ」なんじゃこりゃーというアホバカパワー全開でした。「ライセンス・トゥ・イル」はスローなテンポがミソですね。「チェック・ユア・ヘッド」は元気なビースティーズが帰ってきたという感じで一番好きです。アダム・ヤウクに合掌。
ジャム
2012/06/05 06:31
>名盤!さん

ビースティーズ1度も観た事がないのです。やはり「ファイト・フォー・ユア・ライト」は鉄板ですね!
カナ
2012/06/07 05:22
>ジャムさん

初来日、後楽園ホール、痺れるシチュエーションですね。アダムの訃報があった日は、ジャムさんに譲ってもらった「ライセンス・トゥ・イル」のLP盤で追悼しました。
カナ
2012/06/07 05:26

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