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zoom RSS 追悼プリンス。プリンスとボウイとマイケルについて。

<<   作成日時 : 2016/04/27 01:38   >>

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今夜のBGM・・・ PRINCE & THE REVOLUTION / PARADE


嗚呼、なんてことだ、デヴィッド・ボウイに続いてプリンスまで逝ってしまうとは。

いて当然。時に改名したり、リリースが変則的だったり、色々あったけど、毎年のように新作を届けてくれてた大好きなアーティストが突然消えていなくなってしまった。この喪失感はこれまでにちょっと感じたことがない。ボウイの時とも、マイケル・ジャクソンの時ともまた全然違う。

ボウイの全盛期は後追いだし、マイケルの全盛期はすでにプリンス派だったし。(マイケルの本当の凄さがわかってきたのはマイケルが低迷してた90年代以降なのです)

しかしプリンスは、聴き始めてから30年以上ほぼ毎年、新作アルバムを楽しみにしてきたのだ。当然手元には30枚以上のアルバムがある。過去にさかのぼってではなく、初期の数枚を除きほとんどリアルタイムで愛聴してきたのだ。そんなアーティストは自分にとってプリンス以外誰もいない。


それなのに、それなのに・・・・



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小っちゃ!こんだけかい!(怒)



ごるぁ!中日新聞!4月23日朝刊!

何が「プリンスさん」じゃ!何が「〜と伝えている」じゃ!常識やろ!それより写真は?評論家やファンのコメントは?1面にドーンとまでは無理でも、せめて3面に・・・最低3段ブチヌキぐらいは使って欲しかった・・・。危うく見落とすとこだったぞ。


まあ夕刊とってないので、前日の夕刊に大きく載ったのかも知れないけど。ちなみに中日新聞は権力の監視役という新聞の本来の役割を果たしている立派な地方紙です(←フォロー)


でも、プリンスの日本での一般的な知名度なんて所詮こんなものか。ボウイよりだいぶ扱いが小さい。アメリカではオバマまで追悼コメント出してるのに。全米が紫色にライトアップされたっていうのに。


さすがにミュージシャンズ・ミュージシャンのプリンスだけあって、日本のミュージシャンで追悼コメント出してる人はたくさんいますね。Charaスガシカオ田島貴男岸田繁矢野顕子・・・このへんは当然ですね。川本真琴亀田誠治布袋寅泰・・・ふむふむ。YOSHIKIT.M.Revolution・・・えっ、そうなの!?田代まさし・・・そういえばミュージシャンだった(笑)。


願わくば岡村ちゃんのコメント読みたいなあ。出さないかも知れないけど。


あと、JOJOの荒木飛呂彦はもちろん、漫画家でプリンスのファンだった人はかなり多いと見た!スラムダンクの流川くんも自転車こぎながら「NEW POWER GENERATION」聴いてたしね!


ボウイの話が出たけど、プリンスが81年のストーンズのツアーの前座に起用された時、観客の大ブーイングでわずか15分でステージを降り、その時ミック・ジャガーは観客に「この男の本当の凄さはお前らにはわからない」って言ったらしいけど、その後1人トイレで泣いてたプリンスをたまたま来てたボウイが見かけて励ました・・・ってエピソードがとっても好きです(笑)。ミックもボウイも偉い。泣ける。


ボウイが70年代にやった音楽的冒険というのは、彼の才能と嗜好と好奇心がまずグラム・ロックの波にのっかり、その後ソウルへの憧れからダンスミュージックにアプローチし、さらにイーノロバート・フリップと組んでテクノやプログレの領域に踏み込み、最終的にそれらが全部結びついてポピュラー化し大ヒットしたのが80年代の「レッツ・ダンス」だった・・・という。


あくまでも彼の個人的な音楽の冒険旅行だったわけで、その変化し続ける生き様がカッコイイということで世界中にファンやフォロワーを生んだのだと私は解釈しています。


対して、プリンスが80年代にやったのは正真正銘のレボリューションだったわけで、それまで主に白人向けに売ってたロックやポップスを黒人向けのファンクやR&Bと融合し、さらに同時代的に発生してきたヒップホップやハウスまで飲み込んで、プリンスにしかできない誰も聴いたことのないようなサウンドを作り出しながら、レコードまで売りまくっていたのだ!

それを彼の場合、ほとんどたった1人でやってたわけだから、まさに怪物!


言ってみればスティーヴィー・ワンダーが70年代にやってたことに近いと思います。が、70年代には革新者は他にもたくさんいたけど、80年代の革新者はプリンス以外ほとんどいなかった!それにスティーヴィーの革新はあくまでも音楽面に収束していたけど、プリンスの影響はファッションやパフォーマンスなどのビジュアル面から、音楽業界のあり方についてなど多岐に渡り、さらにスケールがでかい。


さて、プリンスと並び80年代の数少ない革新者の1人であったマイケル・ジャクソン。同い年の2人はよくライバルとか不仲とか言われてましたが、おそらくプリンスはマイケルのルックスや身長、ダンスの上手さ、またプリンスが有名になる前にすでにジャクソン5でスターであったことなどに若い頃から嫉妬していたことでしょう。

逆にマイケルは、プリンスの作曲・プロデュース能力や楽器の演奏能力(特にギター)、健全なイメージの自分にはないセクシャルな表現ができること、自分とはタイプの違うJB直系のダンスなどに嫉妬していたことだと思います。特にその作曲&プロデュース能力に対する憧れは、クインシー・ジョーンズという後ろ盾が必要だったマイケルにとって狂おしいほどだったことは容易に想像できます。


で、嫉妬と憧れが交差して、マイケルはプリンスに何度も競演を申し込んでいます。マイケルの代表曲『BAD』は元々プリンスとの競演を想定して書かれた曲だったというエピソードもあります。マイケルは晩年までプリンスのことを意識し続け、あの『THIS IS IT』でツアー再開しようとしたキッカケは、直近で評判を呼んでいたプリンスのワールドツアーに触発されてのことだったと言われています。結局実現することはありませんでしたが・・・。

しかしプリンスはそんなマイケルからのラブコールを頑なに拒み続けました。あの『ウィー・アー・ザ・ワールド』にも、LPレコードには参加してるのにシングルのビデオクリップには映ってないもんね。


それは別にプリンスがマイケルを嫌いだったわけでなく、お互いの個性が水と油で良さを掻き消すということを、直感的に理解していたからなんだと思います。心の奥底では当然のようにリスペクトしあっていたはず!


そんなプリンスとマイケルが唯一、ステージ上でニアミスしたのが、2人にとっての師匠、ジェイムズ・ブラウンの83年のステージでのこと。JBに呼ばれて客席にいたマイケルがステージに。マイケルが華麗なダンスを披露した後、今度はJBがプリンスを客席から呼び、ややもったいぶりながらもプリンスがステージに!しかしプリンスがギターを弾き始めた時にはもうマイケルの姿はステージにありません。この映像、何度見ても興奮するなあ・・・。






あの日以来、毎日ネットでプリンス関連の記事を読み漁り、プリンスのCDを引っ張り出しては聴いて追悼していますが、遺作となった「HITnRUN phase two」については後日改めてレビューを書きたいと思います。すでに配信リリースされているのですが、プリンスが亡くなる前から4/29発売のCD盤を予約しちゃってあるので、それまでの楽しみにしようかと思って。


しかしプリンスのCD、amazon.で軒並み品切れになってるね・・・。


改めて彼の残した音楽遺産の膨大さに唖然としながら、よくこれだけの質と量を残してくれたと感謝し感激して過ごす毎日。これからも未発表音源がドンドン出るんだろうなあ。そんな中から、今日は名作「パレード」の中から、「SOMETIMES IT SNOWS IN APRIL」を聴いて追悼。4月に逝った殿下のことを想って涙。


実は名盤なのに普段あんまり聴かない「パレード」。今回プリンスの音源を引っ張り出して多分7〜8年ぶりぐらいに聴いた。中学高校時代に聴き過ぎたってのもあるけど(笑)。


この作品には思い出があります。レンタルレコードで借りてカセットテープにダビングした時、当時ウチにはラジカセしかなくて近所のお婆ちゃん家に住むイトコのステレオを借りてダビングしてたんだけど、ステレオの配線が抜けててずっと右チャンネルの音だけ聴いてたっていう(笑)。それで何かおかしいと思いながらもそのテープを聴き続け、大学生になってCDでレンタルし直して初めてそれに気づいたっていう暗黒の思い出・・・。


あとこのアルバムに収録されてる「KISS」を最初に聴いた時の衝撃が凄すぎて(プロモビデオも含めて)、ずっと家でも学校でも踊りながら裏声で歌いまくってたんだけど(←バカ)、世界中に同じような人がたくさんいたんだと気づいたのがジョージ・マイケルの「FAITH」と岡村靖之の「19(nineteen)」を聴いた時。


こんなバカで情けない思い出もたくさんありがとう、プリンス。R.I.P.



Prince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry MoonPrince And The Revolution/Parade: Music From The Motion Picture Under The Cherry Moon
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コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
ども、カナさん。

今回ばかりは、本当に自分も喪失感デカくて参っています。
アルバムをドンドンリリースしまくっているこの時期にということで、更にその気持が増幅されるという、、。
ちょっと枯れてからだったらまた違ったかも。

昨日今日と休みなんで、プリンスやいろんな音楽パソコンの前で聞いています。

でも、働き過ぎだからこうなってしまうのかもと納得している自分も。
噂レベルのニュースだと、何時間もぶっ続けで作業していたみたいだし、、。

Lovesexy、聞くよ、、。
daimatu
2016/04/27 09:15
30年前は、今より何倍もジェンダー圧力が強かったですから、しょっちゅう「男らしくない!」と言われ、プリンス好きだった私は「男なんかにならなくていい!」と、反発していたのを思い出しました。
精神的にも革命だったんですね。
老いに立ち向かうプリンスも見たかったのに・・
ジャム
2016/04/27 12:38
だいまつさん、ども。

6日間寝ないで仕事していたとか。本当でしょうか。でもプリンスなら有り得ますよね。睡眠の時間がもったいなくてクスリを併用していたというのは十分に考えられる気がします。プリンスらしいといえば、らしいですよね・・・。

Lovesexy・・・CDで曲飛ばしできないあの作品に向き合うのはプリンス追悼としてふさわしいかも。私も今回は全アルバム聴きなおすつもりです。
カナ
2016/04/28 02:06
ジャムさん、コメントサンクスです。

>30年前は、今より何倍もジェンダー圧力が強かった

今思うと本当にそうでしたね。テレビでこんなにオネエタレントがもてはやされる時代が来るとは思ってもみませんでした(苦笑)
イギリスのニューウェーブ系のアーティストならまだしも、当時のアメリカでプリンスがやってたことはまさに精神的な革命でもありましたね!
カナ
2016/04/29 03:37
JBとマイケルとプリンスの動画は痺れますね。
ジャム
2016/04/29 07:22
ジャムさん

プリンスの、マイケルより目立ってやるという若気の至りが暴走気味で微笑ましいです(笑)。JBは2人の息子が可愛くてしかたないって感じですね。
カナ
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