ワイアットのヴォーカルでふわふわと宙を舞う

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今夜のBGM・・・ Rbert Wyatt / Shleep

こんなアルバムを聴いてグラスを傾ける・・・なんて贅沢な時間!

まるでジャケットさながらの白昼夢をみているかのよう。かつて小山田圭吾は、確かこのアルバムを評して「37度の微熱がずっと続いているような~」というようなことを言っていたと思いますが、まさにそんな感じ。こんど風邪ひいたら枕元で流して試してみよう。トリップするだろうなあ。

ロバート・ワイアットといえば、ソフト・マシーンのドラマーとしてカンタベリー・ロック・シーンの形成に寄与、その後事故により下半身不随になり、シンガーに転身、いくつもの重要作を残し(コステロ作の「シップビルディング」は有名ですね)、現在ではすべてのミュージシャンからリスペクトされる、真のミュージシャンズ・ミュージシャンとして知られています。

が、そんな肩書きはこのアルバムの前では全く不要。なんの予備知識もなく、ただその美しい音楽に身を委ねればいいのです。

1曲目「ヒープス・オブ・シープス」から、ブライアン・イーノらの演奏に乗って、ふわふわと宙空を漂うように、ゆっくりと時間は流れていきます。気持ちよくてついウトウト。しかし、アルバムの終盤、「ブルース・イン・ボブ・マイナー」では、タイトルからもわかるように、ボブ・ディランの「サブタレニアン・ホームシック・ブルース」を下敷きにしたようなトーキング・スタイルのロックンロールを、「目を覚ませ」と言わんばかりに叩きつけてくれます。ここではポール・ウェラーが「ロック」なギターを聴かせてくれます。みんなニコニコしながら、大好きなワイアットのために演奏する姿が目に浮かぶよう。

それにしても、わたしはこんなに無垢な歌声の爺さん(失礼)を他に知りません。声といえば、74年リリースの名盤「ロック・ボトム」の1曲目「シー・ソング」では、およそこの世の中の「ロック」と呼ばれるありとあらゆる録音の中で、最もピュアで美しいヴォーカルが聴けると断言できます。

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