ポールがリアルタイムで放った「会心の一撃」!

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今夜のBGM・・・ Paul McCartney / Flowers In The Dirt

もともとわたしが洋楽を聴き始めたのは、’83~’84年ごろ、小6から中1にかけて、MTVのブームや、当時チャートを賑わしていたカルチャー・クラブやデュラン・デュラン、ワム!といったイギリス勢の影響でありました。しかし、洋楽の魅力の底なし沼にズボズボはまるキッカケとなったのは、いとこのウチから無断で借りてきた「ザ・ビートルズ・20グレイテスト・ヒッツ」というアルバムでした。それこそ溝が擦り切れるほど聴いて、ほんとに擦り切れちゃって、結局返せなくなって今でもあるんだけど。

そうしてビートルズにはまった中学2年の頃、すでにジョンはこの世を去っており、ジョージは半隠居状態、リンゴは俳優というか芸能人になっており、現役バリバリだったのはポールのみ。

当時のポールのヒット曲といえば、「セイ・セイ・セイ」。マイケル・ジャクソンとの競演の。これが出た頃はマイケル絶頂期で、どちらかといえばマイケルの引き立て役だったね。

それから「スパイズ・ライク・アス」。これはなんかの映画(忘れちゃった)のサントラに入ってたと思ったけど、これはひどかったね。後のベスト盤にも絶対収録されないので、いまでは音源がどっかいってどんな曲か忘れてしまったけど。

それから「ひとりぼっちのロンリー・ナイト」。これは今聴くと、かなりグッとくる。デイブ・ギルモアのピンク・フロイドな世界そのまんまのスペイシーなギター・ソロがたまらないけど、当時の中坊にわかるはずも無く、なんか歯切れの悪い中途半端なイメージしかありませんでした。

で、アルバムといえば「ヤァ!ブロード・ストリート」(’84)という、ビートルズナンバーを再演した自身の主演映画のサントラに、「プレス・トゥ・プレイ」(’86)という地味ーなアルバム。わたしとしても、ビートルズは好きだけどポールはいかんなー、しっかりせーよ、という感じでした。(生意気な)

でもやってくれました。時すでに89年、わたしは高3になっておりました。「フラワーズ・イン・ザ・ダート」、これはキターッて感じですか?待った甲斐がありました。素晴らしいです。1曲目「マイ・ブレイブ・フェイス」からポールらしいちょっと甘めのメロディが満開。「ユー・ウォント・ハー・トゥー」、「フィギュア・オブ・エイト」、「ディス・ワン」と快打を連発、「モーター・オブ・ラヴ」を聴くといつもロマンチックな気分になってしまう。

このアルバムで曲作りのパートナーになったのはエルヴィス・コステロ先生。恐れ多くもポールにダメ出ししたらしいっすよ。やっぱ、ダメと言ってくれる人が必要だったんですね、ジョンのように。

このアルバムをきっかけに、ポールは何度目かの絶好調状態に突入し、そのまま奇蹟の(ソロ)初来日公演に至るわけですが、この時観に行かなかったのが、わたしの人生最大のミスなのではないかと今も自責の念に駆られることしばしば。




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この記事へのコメント

Junk
2005年05月10日 20:34
こんばんは。またお邪魔させていただきました。
ポールの記事、楽しく読ませてもらいました。自分も『フラワーズ~』を聴いて、ポール、起死回生の1発!と、とても嬉しかったのを覚えています。
自分もポールについてつまらない記事を書きましたので、失礼ながらTBさせていただきました。
失礼しました。
夜響
2005年05月14日 19:28
ビートルズが解散したときポールにいくかジョンにいくか・・・ポールにいけば曲で選ぶ、ジョンにいけば詩を選ぶ、
ということなのか ん~
カナ
2005年05月14日 23:47
夜響さんこんばんわ。
ジョン=詩、ポール=曲というのは、ジョン=思想、ポール=技巧と置き換えればある意味当たっていると思います。
でも自分はポールの詩も好きですし、ジョンの曲ももちろん好きです。とくにどっち派、というわけではないですが、洋楽を聴き始めたころにはジョンはすでに亡くなってたので・・・
リアルタイムで聴いていたポールのほうにより思い入れが強いとは思います。
しいて言えば、2人混ざった感じが一番好きです。
ぷくちゃん
2005年06月06日 19:09
トラックバックできない私にトラックバックしていただいていつもすいません。告白します。実はこのアルバム聞いたことないんです。これと「ブレス何とか」ってヤツも。本当にポールファンといえるのか。俺は!「ロンドンタウン」あたりで止まっています。カナさんの文章読んでレンタル屋で借りてきます。
カナ
2005年06月07日 00:06
>プクさんへ
「フラーワーズ~」は、「バンド・オン~」や「ヴィーナス・アンド~」みたいなアルバムとしてのトータル感は無いんですけど、ポールらしい甘いメロディが復活してて、曲単位の出来は素晴らしいです。そういう意味では、プクさんの好きな「レッド・ローズ~」に似てるかも。聴いたら感想教えてくださいね。
JT
2006年07月01日 21:30
これ、会心の一作ですよね。どーだ!って感じで。

この時期の初日本公演、東京ドームまで見に行きましたよ(おお威張り)。このころのポールバンド、歴代のウィングスよりも上手かったです。

1日しか仕事休み取れなかったので、大垣夜行列車で帰ってきてそのまま仕事へ。ハードでした(笑)。
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