プリファブ・スプラウト、そのエヴァーグリーンなメロディの魅力

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今夜のBGM・・・ Prefab Sprout / A Life Of Surprises : The Best Of

わたしにとって、60年代を代表するメロディ・メイカーは、多くの人たちと同様、ポール・マッカートニーとジョン・レノンである。では、70年代を代表するメロディ・メイカーは?と聴かれたら、心はは英国から米国に飛び、スティーリー・ダンのドナルド・フェイゲンだと答えるだろう。それでは、80年代は?エルヴィス・コステロ?ジョニー・マー?アンディ・パートリッジ?何故かまた英国勢が候補にあがってくる。非常に迷うところであるが、わたしはまず間違いなく、プリファブ・スプラウトのパディ・マクアルーンだと答えるに違いない。

わたしが、パディ・マクアルーンを不世出のメロディ・メイカーに推す根拠は、このベストアルバムである。オリジナル・アルバムの「スティーヴ・マックイーン」や、「ラングレー・パークからの挨拶状」、「ヨルダン:ザ・カムバック」も、たしかに良い。しかし、このベストアルバムに収録された珠玉の名曲群を前にしては、ただ言葉を失ってしまう。

胸を掻きむしるというのはこういうメロディーのことをいうのか。今、このアルバムを聴きながらこの記事を書いるけど、珍しく冷静さを失ってしまっている。(珍しくもないか。)もう10年以上このベストアルバムを聴き続けているけど、聴き飽きたことなど一度もない。このアルバムさえ持っていれば、10年後もあの青臭い青春時代をいつでも思い返すことができるはず。

このアルバムを聴くたびに、「キング・オブ・ロックンロール」で心踊り、「ホエン・ラヴズ・ブレイク・ダウン」で切なくなり、「ファロン・ヤング」で血が騒ぎ、「カーニヴァル2000」で異国情緒に誘われ、「グッバイ・ルシール・NO.1(ジョニー・ジョニー)」ですすり泣き、「ウィー・レット・ザ・スターズ・ゴー」でロマンチックな気持ちになり、「アピタイト」で斜に構え、「ワイルド・ホーシズ」でクールな高揚感を覚え、「ヘイ!マンハッタン」で幸せな気分になってしまう。およそありとあらゆる感情を、1枚のアルバムを聴き通す間に経験してしまう。(なんて単純な奴なんだ!)

わたしにとってのエヴァー・グリーン。歌詞もよい。ひねくれているのに期待を裏切らない、あくまでも優しいコード進行による曲展開。このあと出たスタジオ盤「アンドロメダ・ハイツ」ではあまりにも中庸化したが、それでもメロディの魅力に打ちのめされてしまった。最新作「ガンマン・アンド・アザー・ストーリーズ」ではカントリーに接近。これがまたはまっている。ちなみにわたしは持ってませんが、今ではお得な2枚組ベスト「38カラット・コレクション」が出てますので、初めて聴く方にはそちらをオススメします。

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この記事へのコメント

2005年06月29日 00:24
こんばんは。
僕もこのアルバム持ってます。
メロディー最高ですよね。
久しぶりに聴いてみます。
カナ
2005年06月30日 23:19
>名盤!さんへ
コメントありがとうございます。
こういう青臭いメロディーがさまになるグループって今いないですね。ぜひもっと多くの人に聴いてもらいたいグループです。
Junk
2006年10月06日 18:40
カナさん、こんばんは。
TBとコメントどうもです。(私ごときが記事にしてすみません)
ほんと良いですよね。

>「キング・オブ・ロックンロール」で心踊り

あぁ、それよくわかります!あの頃が懐かしい!
これを機会に、プリファブ・スプラウト、買い揃えようかなと思ってます。
2006年10月08日 08:08
>Junkさん

これからの季節にピッタリですねえ。最近は静かな曲が多いのでJunkさんの好みとはちょっと外れるかも。やっぱりこの頃の名曲を連発していた頃の輝きは素晴らしかったと思います。

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