この間抜けなジャケにピンときたら、ジェフが来る!

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今夜のBGM・・・ Jeff Beck’s Guitar Shop with Terry Bozzio and Tony Hymas

皆さんのブログを拝見してると、にわかにジェフ・ベックが盛り上がってきているような気配が。

紙ジャケ仕様CDの再発とか、それにともなうレコード・コレクターズ誌での特集もありました。(←本屋的分析。)
にしても、この紙ジャケシリーズは評判いいですね。アナログジャケの紙の質感まで忠実に再現して、音質はデジタル・リマスターで格段にアップ。わたしは「ベック・ボガード&アピス」と「ジェフ・ベック・グループ(オレンジ・アルバム)」を買ったんですが、とくに前者は、既発CDではモコモコだった音がクリアになって、迫力満点!でした。しかもお値段1枚1890円(税込)。「エディの出張日記」のエディさんは、全種類購入して特典の収納BOXまでもらってしまったそうです。

で、皆さんがあまり取り上げていないみたいなので、1989年発表のこの「ギター・ショップ」を取り上げたいと思います。これは実は「ブロウ・バイ・ブロウ」や「ワイアード」に並ぶ重要な作品ではないかと思います。それまでの、ジャズ/フュージョン方面のミュージシャンとの、火花の散るようなクロスオーヴァー路線から、最近作の「ジェフ」や「ユー・ハド・イット・カミング」のような、宅録インダストリアル系メタリック路線への方向転換の第一歩を示した作品といえるので。

特に「ブロウ・バイ・ブロウ」に顕著な、「スリリング」だけども人間味溢れる、温かみのあるサウンド(ジョージ・マーティンのプロデュースが大きい)から、渋谷陽一言うところの「超合金ロボ」的な無機質サウンドへの転換(すでに「ワイアード」で兆候が現れてはいたが)、つまり現在のジェフ・ベックの音楽の元になっているのが、このアルバムでのアプローチなのではないか、と思うのです。

どちらが好きかといえば、やはり「ブロウ・バイ・ブロウ」が一番好き。しかし、最近のアルバムを聴いても、単純に、あの年齢でこのサウンド?と耳を疑ってしまうようなトンガリ具合に、感動の念が湧き上がってくるのを禁じえません。どっかのドラえもんさん(J.P.)やアルマーニさん(E.C.)は、彼のことをどう思っているんでしょうか?(しまった、失言が・・・)

それからこのアルバムを語る上で忘れてならないのが、ドラムのテリー・ボジオの存在。ボジオのあまり粘らない、イケイケ直線的超絶ハイスピードドラミングが、このアルバムの「超合金度」をアップさせてます。⑨「スリング・ショット」のアッパー具合は、笑っちゃうぐらい凄いです。ボジオといえば、ブレッカー・ブラザーズの「ヘヴィ・メタル・ビバップ」や、フランク・ザッパ「ザッパ・イン・ニューヨーク」なども必聴の名演ですが、フュージョン系の一流ミュージシャンと渡り合っても、強引なまでの直線ビートで一気の突き押し、電車道で寄り切ってしまうところがステキ。ロック・ドラマーの鏡だわ。






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この記事へのコメント

エディ
2005年06月03日 06:55
TBありがとうございます。
この”ギター・ショップ”の音作り気に入ってます。
ジェフの、ピックを使用しないフィンガーピッキング奏法とトレモロアームを駆使したアーミングにも、とても真似の出来ないハイレベルのテクニックが素晴らしいです。
私も、ギターでコピーしようとしましたが断念しました(泣)
奈良の鹿
2005年06月03日 11:04
このトリオの音も好きですが、ロック寄りの私としてはやはりJBGやBBAの頃のほうが聞きなれてるというかw
でもベックのギターとボジオのドラムが絡まったこのアルバムは一時よく聴いてました。
カナ
2005年06月04日 00:39
エディさんへ
フィンガー・ピッキングに変え始めたのって、このアルバムくらいからでしたっけ?
わたしは自分でギターを弾かないので(フォークギターは弾きますが・・・)、奏法的には弱いんですが、「何かとんでもないことやってるなあ」ということぐらいは十分解ります(笑)。年とともにテクが磨かれていくというのも凄いですね。まさに職人の世界。
カナ
2005年06月04日 00:49
奈良の鹿さんへ
わたしは、このアルバムを聴くときは、「あー、ボジオのドラムが聴きてー」という時によく聴きます。「ベックのギターが聴きてー」という時は、やはりJBGや「ワイアード」を取り出してしまいます。でも「ブロウ・バイ・ブロウ」だけは、「あー、ブロウ・バイ・ブロウが聴きてー」と思って取り出します。わたしの中ではちょっと別格ですね。
Cacao
2005年08月19日 23:24
JEFF BECK の記事を起こしたのでトラバさせていただきました。
カナ
2005年08月21日 00:42
はじめまして。
TBありがとうございました。早速拝見させていただきました&TBさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。
2009年02月17日 22:24
人生の中で一番ジェフ・ベックを聴いている私です(笑)。
これ、カナさんがレビューを書いていたなあと思い出し、買ってしまいました(^^)。
確かに、超合金でした(笑)!
2009年02月18日 01:54
>波野井露楠さん

超合金ですよね~(笑)。この後のアルバムは基本的にみんな超合金、いや超合金Zや超合金ニューZという感じです。

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