ローラ、またあの頃のようにスウィングしようよ・・・・byトッド・ラングレン

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今夜のBGM・・・ LAURA NYRO / GONNA TAKE A MIRACLE

ローラ  LAをふらついてた君に
伝えたいことがあるんだ
ローラ  あれからもう
ずいぶん経つよ
ねえ  ローラ
いつか君がなびいてくれると思っていた
君だってそのつもりだったんだろ
ローラ  たぶん今はまだ
そのときじゃないのかもしれないけれど


トッド・ラングレンのファースト・アルバム「ラント」に収められていた「ベイビー・レッツ・スウィング」で歌われた「ローラ」とは、NY出身のシンガー・ソング・ライター、ローラ・ニーロのことです。

トッドはもともと、ヤードバーズの曲からバンド名を取った「ナッズ」を結成していたことかもわかるように、ブリティッシュ・ビートの洗礼を受けてバンド活動を始めたわけなんですが、ローラ・ニーロの68年のアルバム「イーライと13番目の懺悔」を聴いて、その歌唱やソングライティングの手法に衝撃を受け、それまでのロック的なスタイルから、ブルー・アイド・ソウル的なシンガー・ソング・ライターへの脱却をはかり、ひいてはナッズ解散~ソロ活動へとのキッカケをつくったのが、他ならぬこのローラ・ニーロなのであります。

確かに、68年の時点で、白人女性でこんなに洗練されたソウルっぽい音楽をやっていた人は他に見当たりません。まだダニー・ハサウェイやロバータ・フラックなどの黒人ニュー・ソウル運動が起こる前のハナシ。驚異的です。
それにしても、「イーライ~」の「スイート・ブラインドネス」、素晴らしいなあ(ため息)。

個人的なハナシで申し訳ないですが、わたしは自分の結婚式には、ぜひローラの「ウェディング・ベル・ブルース」を流したい!とずっと思っていて、実際に新郎新婦の入場シーンで使ったのですが、果たして会場の一体何人がローラのことを知っていたんでしょうか。(当然、嫁も知りません。)まあ、密やかな自己満足の世界です。

今、聴いているのは、71年発表のアルバム「ゴナ・テイク・ア・ミラクル」。このアルバムでは、それまでの才気走ったソング・ライターとしての活動は小休止して、自身が影響を受けたモータウンなどのソウル・ミュージックを全曲カヴァーしています。

カヴァーしているのは、オリジナルズ「ザ・ベルズ」、スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ「ユー・リアリー・ガッタ・ホールド・オン・ミー」、マーサ&バンデラス「ダンシング・イン・ザ・ストリート」、ベン・E・キング「スパニッシュ・ハーレム」などなど・・・。これでもか!というばかりのソウルの名曲群を、まるで自分のオリジナルであるかのように堂々と歌いこなす彼女。純粋にシンガーとしての彼女の魅力が満載です。

プロデュースは、ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツや、オージェイズでお馴染み、フィラデルフィア・ソウルの大御所、ギャンブル&ハフ。しかし、彼らのアルバムにつきものの、流麗なストリングスの調べはこのアルバムではまだ使われていない。あくまでも、ローラの弾く力強いピアノがバンドを引っ張っていく。

バッキング・コーラスで全面的に参加しているのが、女性3人組、ラベル。この後、「レディ・マーマレード」などのヒットを飛ばし、リーダーのパティ・ラベルはソロでも大成功する。このラベルの堂々としたバック・コーラスとローラのエキセントリックな歌声のコントラストが素晴らしい。

今日、久しぶりにローラのアルバムを1stから順に聴き返していって、あらためてその素晴らしさに感動して、打ち震えているところです・・・ブルブルッ。
しかし、そんなローラも、1997年に49歳の若さで亡くなってしまいました。われわれには、彼女の残した素晴らしい音楽を後世に引き継いでいく責任があるっ。ドンッ!(机を叩く音。)

娘に、嫁入り道具として全部持っていかせることにしよう。20年後・・・。

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この記事へのコメント

rollins1581
2005年09月25日 04:44
この人は全アルバム聴く価値のある人ですよね。ユルい私は「ミラクル」「イーライ」「フィルモア」くらいしかまともに聴いたことありませんが(笑)
「ダンシング・イン・ザ・ストリート」で"Don't forget the Moter City" と歌っているのはモータウンへの愛情の証でしょうか。この曲での疾走感とラベルとのコンビネーションがたまりません。優雅な声で飛ばしまくり!最高です。
カナ
2005年09月26日 01:21
>rollins1581さん

ほんとだ、原曲では、さらっと"Can't forget the Moter City"と歌っているだけなのに、ローラはその後"Don't forget the Moter City" と繰り返していますね。まさに愛情の証!

「ダンシング・イン・ザ・ストリート」の原曲を聴くため、モータウンのシングル盤のコンピレーションCDを引っ張り出して聴いていたら
、聴き込んでしまってやめられなくなってしまいました(笑)。やっぱりあらためて、いい曲ばっかりですね、モータウン。

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