すべてのポップなロックン・ロール好きに捧げる名曲「ステイシーズ・マム」!

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今夜のBGM・・・ FOUNTAINS OF WAYNE / WELCOME INTERSTATE MANAGERS

えー、ちょうど半年ほど前ですが、「ウィーザーの新作聴いて、勝手に選ぶパワー・ポップ名盤10枚」という記事を書きました。それで、ウィーザー来日記念!ということもあり、そこで挙げたアルバムの中でまだ詳しく紹介していないものについて、改めて取り上げてみようかなあ、と思っています。もちろん、当時10枚を選んだ時の気分とは違っているし、選に漏れた後から新たにわたしの中で評価を上げてランクイン、というものもあるので、その紹介も兼ねて。

名付けて、パワー・ポップ・フェスティヴァル!(何故か「祭り」が英語になっている)

ところで、パワー・ポップというあいまいな言葉の定義に関しては、その記事の中で解説していますが、もうひとつ、最近わたしの中で気に入ってよく使っているフレーズがあります。それは・・・

すべてのパワー・ポップはビートルズとビーチ・ボーイズに対するオマージュである

というフレーズです。(一応わたしの造語のつもり。もし誰かが同じような言葉でパワー・ポップのことを表現してたらゴメンナサイ)

ビートルズをパワー・ポップの祖、とするのはサスガに無理があります。それではフーやキンクスまでパワー・ポップということになってしまう。であれば、やはり70年代以降、ビートルズを「模範」として、ポップなメロディとパワフルなビートというのを客観的に意識して取り入れるようになった世代、具体的に言うとやはりラズベリーズバッドフィンガーといったバンドをパワー・ポップの祖とするのが妥当な気がします。

ビーチ・ボーイズというのは、ビートルズに比べるとボトムが弱い。特に初期。フワフワしてる感じですね。しかし、ハーモニーの美しさ、複雑さというのは、ポップ音楽の中でも最高レベル。決して超えられない高い壁であります。こういったコーラスの美しさも意図的に取り入れようとする意思が感じられるのが、パワー・ポップと呼ばれる音楽の大きな要素の一つだと思います。したがって、「ビーチ・ボーイズ大嫌い!」と公言しているオアシスのようなバンドは、いくらメロディがポップでもパワー・ポップとは呼べないと思います。


前置きが長くなってしまいました。そんなわけで、パワー・ポップ・フェスティバル、最初に紹介したいのが、90年代パワー・ポップ・オタクの雄、ファウンテインズ・オブ・ウェインの3rdアルバムにして最高傑作、「ウェルカム・インターステイト・マネージャーズ」です。試聴はコチラ!

はじめて、シングルの「ステイシーズ・マム」を聴いたときの感激は忘れられないなあ。イントロを聴いてあのカーズの名曲「燃える欲望」を思い出してしまいました。ツボを押さえた甘いメロディーと職人的アレンジ、コーラス・ワークの巧みさ。この曲1曲だけでも聴く価値は十分アリだと思います。

しかし、その1曲に留まらず、アルバム①「メキシカン・ワイン」から④「ハッケンサック」に至るまでの流れは完璧。冒頭の曲の流れの良いアルバムって、ずっと聴き続けますよね。それがこのアルバムにもいえます。⑩「ハリーズ・ウェイトレス」の切ない美しさも最高。面白いのが、この流れの中で突然、⑪でカントリー調の曲をやっていたり。アメリカのバンドの奥深さを感じます。

ひねくれた歌詞でも定評のある彼ら、悔やまれるのが、わたしが持っているのが輸入盤で、細かい歌詞の内容が解らないこと。だって国内盤はCCCDなんだもん。ちょっと聴いただけでも、「ステイシーズ・マム」とかとんでもない歌詞のような気がするんですけど。「ハッケンサック」では、歌詞にクリストファー・ウォーケンが登場したり、一筋縄ではいかない。ああ、もっとヒアリングの能力があれば!




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この記事へのコメント

コージ(The Ramlbing Shoes)
2005年11月20日 10:22
リリース後、すぐ購入。
ヘビー・ローテーション。
堪能しすぎました(笑)。
2005年11月20日 22:59
試聴しました。甘いメロディーで泣けますね。こういうの大好きなんです。パワーポップってホントあいまいな定義と思ってたんですよ。カナさんの「すべてのパワー・ポップはビートルズとビーチ・ボーイズに対するオマージュである」とう文を見たとき何か「あっそうか!」って解かった気がしました。
Junk
2005年11月20日 23:09
カナさん、こんばんは。
「パワー・ポップ・フェスティヴァル!」個人的に危険・・ほらっ、最初から気になるアルバムが!早くも財布の中身と相談しなくては!(笑)
フェスティヴァル、楽しみにしています♪
カナ
2005年11月21日 04:31
>コージさん

コージさんも本当に幅が広い!さすがですね。わたしはこのバンドのこと、シングル「ステイシーズ・マム」を聴くまで知りませんでした(汗)。
カナ
2005年11月21日 04:35
>所長さん

さっそく試聴していただいて、ありがとうございます!試聴はコチラ!これから記事に付けていこうと思います。amazon U.S.A.さんヨロシク。

パワー・ポップという言葉も、パンクと一緒で使う人によって定義が違うと思いますが、もっとあいまいな感じがしますね。ぶっちゃけた話、みんなロックン・ロールでいいじゃないか!とも思いますが、それだけでは伝わらない細かいニュアンスを表現するときに、こういったジャンル分けは重宝するので、つい使ってしまいます。
カナ
2005年11月21日 04:38
>Junkさん

Junkさんの心の琴線に触れそうなアルバムをドンドン紹介していきたいと思います。
ボーナスで是非!(笑)
もちろん、バッドフィンガーやラズベリーズなど、Junkさんお気に入りのバンドも登場させるつもりですよ!
マーセラ
2005年11月24日 13:34
こんにちは お久しぶりです。
実は「オアシス大っ嫌い!」なパワーポップファンであります。
>イントロを聴いてあのカーズの名曲「燃える欲望」を思い出してしまいました・・・

とありますが、これにも元ネタがあるのを知っていますか?
『カーズ・アンソロジー』の解説にありますが、バブルガムポップ・クラッシックの「ヤミー・ヤミー・ヤミー」のイントロがそうなのです。コンピ盤のカバーバージョンしか知りませんが、私の娘が一聴して「カーズだ!」と叫びました。
カナさんのレビューを読んで、ファウンテインズ・オブ・ウェイン、購入に一歩近づきました(笑)。
カナ
2005年11月24日 23:43
>マーセラさん

お久しぶりです!
パワー・ポップといえば、マーセラさん。ということで、来ていただいて嬉しいです。

>バブルガムポップ・クラッシックの「ヤミー・ヤミー・ヤミー」のイントロ

そうなんですか!知りませんでした。まさに、リスペクト(パクリともいう(笑))は世代を超えて繰り返すということですね。

>私の娘が一聴して「カーズだ!」と叫びました。

なんて素敵な娘さん(笑)。わたしも自分の娘をこんな風に育てようっと。


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