13年待ったのだ!ドナルド・フェイゲン新作「モーフ・ザ・キャット」

画像今夜のBGM・・・ DONALD FAGEN / MORPH THE CAT

合宿研修から帰ってきました。さすがに昨日は疲れてブログ更新する気にはなれなかった・・・。


で、今日は久々に店に出勤しました。普段は電車通勤ですが、今日は仕事帰りに、あるCDを聴きながら帰るためだけに、車で出勤しました。


バ~ン!!!


ついに出ましたね、ドナルド・フェイゲンの新作ソロ「モーフ・ザ・キャット」だ!!!試聴はコチラ!


えっ、輸入盤はとっくに出てただろって?


いや、スティーリー・ダンおよびダン関連は全部国内盤で揃えてるので、1枚だけ輸入盤というわけにはいかないんっすよ。なんせ、学生の時に「ディーコン・ブルース」の退廃的な歌詞にヤラれてしまって以来、フェイゲンの書く詞も楽しみの一つにしているので、歌詞カードは絶対欲しいんです。何?両方買うのが本当のファンだろって?ムキー!そんな金は無いわい!


で、今日は仕事を速攻で切り上げ、退勤のタイムカードを打刻し、予約してあったフェイゲンちゃんの新譜を手にとって、なでなでしながらレジに並んでいると、余りにもいい笑顔をしていたらしく、バイトに突っ込まれる(笑)。


オビに書かれた一文にいきなり笑わせてもらいました。


13年ぶりでも許してあげよう。


はいはい、許してあげますよ(笑)。


”ヴォイス・オブ・スティーリー・ダン”ドナルド・フェイゲンが、『ナイトフライ』(’82)、『KAMAKIRIAD』(’93)に続く、24年越しのソロ三部作完結編をついに完成!


おい!いつの間にソロ三部作になってたんだ?ライナーでフェイゲン本人も語ってます。


「~だから『モーフ・ザ・キャット』は実のところ、終焉について語ったアルバムなんだよ。若者の視点で描いた『ナイトフライ』、中年期にフォーカスをおいた『KAMAKIRIAD』があり、この『モーフ・ザ・キャット』で3部作は完結するのさ」


・・・そーだったのか。今58歳のフェイゲンが、あの名盤初ソロ『ナイトフライ』を出した時は34歳(今のわたしと同い年!)、『KAMAKIRIAD』を出したのが45歳、そして2年前に、音楽的にも大きな影響を受けたという母親の死を経験し、人生の終焉について真剣に考えるようになったというフェイゲンの「今」が反映されたアルバムだったのです。そう考えると、なんだか寂しい。


しかし、このアルバムが陰鬱で、ダークな空気感で統一されているかというと、そうでもない。


「私は人を落ち込ませるような音楽は作りたくない。(中略)死のような自分でコントロールできないものに対しては、ユーモアをもってアプローチするしかないと思う。それしか恐怖とか鬱秒とかに勝つ方法はないんだよ。」


・・・カッコイイじゃありませんか。相変わらずヒネてますけど(笑)。嬉しくなっちゃいます。


辞書引いてもわかんないし、どんな意味なのかずっと気になっていた、タイトルの「モーフ・ザ・キャット」、やっと謎が解けました。


「ネコっぽいもの」


何だよ、それ!(笑)


いやこれが正直、一番笑えました。最初は「MORPH IN THE CAT」という情報が入ってきて、「毛布・イン・ザ・キャット?キャット・イン・ザ・毛布なら絵が想像できるけど(笑)」とか、「MORPHINE=モルヒネだから、そっち系にちょっと関係あるのか?」とか、いろいろ想いを巡らせていたのに、


「ネコっぽいもの」


脱力です。でもそのわけわかんないところが相変わらず大好きだ!


カーステレオで最初に聴いた時、1曲目「モーフ・ザ・キャット」が流れてきた瞬間、低音でスピーカーがビリビリ言う(笑)。嬉しいね~、相変わらずのこのボトムの低さ。ベースの音でか過ぎ(笑)。この低音とふわ~としたコーラスの対比。ミュート・トランペットの音もいいなあ。


『KAMAKIRIAD』が昼間でもイケルような明るいイメージだったのに対し、この新作にはやっぱり夜がよく似合う。「夜の帝王」復活。車で「ナイトフライ」しながら帰ってきました。


で、さっきからずっと繰り返し聴いてますが、コレ!という決定的にキャッチーな曲は無いものの、品質保証の変わらぬ安定感。聴けば聴くほどじわじわと殺されていきます。


はっきりいって彼に新しいものは何も求めていません。ただこの感覚が欲しい。彼にしか出せない圧倒的にオリジナルな質感。だから彼のことを保守的というのは見当違いの評価です。


頑固一徹、巧みの技を守り続ける職人、人間国宝?。しかも、この巧みの技には後継者がいないのです。だから次が15年後だろうが待ちます。その時はフェイゲン73歳。やはりソロはこの3部作で終わりか?でもウォルター・ベッカーのソロが出た後に、ダンの新作はまだ期待できそうです。


そして何よりも、夏のヨーロッパ・ツアー前後に予定されているという、日本公演。といっても、まだフェイゲンが行きたいと思っているだけ、という段階みたいですが。実現すればソロとしては初の来日。


伝説のスティーリー・ダン初来日公演を目撃したのは、忘れもしない12年前の4月だったぞ。ピチピチの新入社員だったなあ。今回、新入社員の合宿研修にトレーナー役で参加したので、そんなこともちょっと思い出してしまった。



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この記事へのコメント

2006年04月02日 06:49
英語ぺらぺらなので、輸入盤で十分なぷくちゃんといいます。

>いつの間にソロ三部作になってたんだ?

「大人のロック」でも言っていました。私もびっくり。こじつけ?”

>ヴォイス・オブ・スティーリー・ダン”ドナルド・フェイゲンが

えっ?そんな事書いてあるんですか。ウォルターの立場って一体・・・・
yoiko
2006年04月02日 21:34
カナさんトラバありがとうございます。ついに手に入れちゃいましたね~。そうそう最初知ったやつ(バウンスの記事)「in」でしたよね?どっちにしても私はわからないんで、カナさんに予想任してた一連のやり取りは何だったのだろ(笑)「13年ぶりでも許してあげよう」これいいですよね!許す許す。
2006年04月02日 23:18
>ぷくさん

タガログ語ならペラペラなので、フィリピン盤ならOKなカナといいます。(嘘)

「ヴォイス・オブ・スティーリー・ダン」といえばフェイゲンですよ。ウォルター・ベッカーと言えば・・・何だろ?(笑)

「デカダンス・オブ・スティーリー・ダン」ってとこでしょうかね。
2006年04月02日 23:22
>yoikoさんへ

とうとう出ちゃいましたね。

繰り返し繰り返し聴いてますが、どんどん味がでてきますね。まあ、それはいつものことなんですけど。

来日に向けて、アンテナ張りながら共同戦線で盛り上げていきましょう。
2006年04月09日 10:48
はじめまして。
evergreenさんつながりで来ました。
僕はKAMAKIRIADを出した年と同じ45歳。
時間がたつのは早いもの。
しかし、いつの間にか「三部作」構想が
出来上がっていたとはびっくりです。
また、お邪魔します。
2006年04月13日 02:32
>ロドリゴさん

はじめまして!よろしくお願いします。

こういうのを「後付け構想」というのでしょうね。コンセプトはまあ、どっちでもいいので(笑)、とにかく出してくれたことが嬉しいです。次がいつになるか(出るかどうかも)わからないだけに。

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