大滝詠一さんから学んだこと。

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今夜のBGM・・・ 多羅尾伴内楽團 Vol.1&Vol.2 30th Anniversary Edition

わたしは大滝詠一さんのファンですが、いわゆるナイアガラーではありません。大滝詠一さんの関わった作品ならなんでも集めたいというタイプのコレクターではない。


大滝さんの作る音楽はもちろん大好きですが、それよりむしろ、リスナーとしての大滝さんの音楽の聴き方、考え方に影響を受けてると思います。


一番大きな影響は、音楽を「体系的に聴く」ってことです。常に地理と歴史を念頭において音楽を聴くっていうのかな?学生の頃から地理と歴史は得意だったので、(数学は全然ダメだった)、最初からそういう資質があったのかも知れないけど、後づけで大滝さんの著作とか読んで自分なりの音楽の聴き方を意識した・・・という方が正しいかも。


その作品の発表年、そのアーティストの出身地、その地方の音楽の特徴、それまでどんな音楽の影響を受けてきて、その後どんなアーティストに影響を与えて・・・とか(笑)。


音楽を聴いて好きになる時ってのは理屈じゃなくて感覚だけど、後になってそういったことが気になって、わからなければ自分で調べたりして。そうやっていくうちに関連が関連を呼んで、だんだんと連鎖のツリーが広がっていくのが非常に楽しいし、快感でもあります。耳も鍛えられるし。


だからよく「趣味が広すぎる」とか「節操がない」とか言われますが。自分の中ではちゃんと全部つながってます。どっちかっていうとミクロ的というよりマクロ的な視点、俯瞰の目で音楽を聴いてきました。


もちろん、ミクロとマクロ両方持ってるところが大滝さんの凄い所なのは言うまでもありません。自分は残念ながらミクロでエンジニア的な視点は持ち合わせてないみたい。音響とかアレンジ違いとか細かい所にこだわって聴いててもすぐ飽きちゃうのです。


あともう1つ、大滝さんから学んだことは、バカバカしいとかくだらないと言われてるものを「好きだ!」って言ってもOKなんだってこと!


昔からギャグマンガとストーリーマンガではギャグマンガの方が格上だと思ってたし(今でも思ってるし)、歌謡曲とロックどっちが偉いってもんでもないし。芸能と芸術だってそうだと思ってるし。


だからこのブログにはロックもアニメソングもJ-POPもヒップホップも並列に並んでるけど、自分の中で違和感は全然ありません。音楽だけじゃなく、ものの考え方全般において、そういうバランス感覚を大事にしたいと思ってます。それを教えてくれた大滝さんには本当に感謝してます。


今日聴いてるのは「多羅尾伴内楽團 Vol.1&Vol.2 30th Anniversary Edition」

vol.1が駒沢裕城氏のスティール・ギターをフューチャーした「冬」の哀愁エレキ・インスト集。後の「熱き心に」や「さらばシベリア鉄道」にもつながっていく世界。

vol.2は村松邦男氏の狂乱のギターをフィーチャーしたサーフィン・エレキ・インスト集。ず~っと波の音がバックに流れてて、曲間をドラムロールでつないでノンストップで一気に聴かせる演出が楽しい。

そしてやっぱりこのくっだらないジャケが最高です!


多羅尾伴内楽團 Vol.1&Vol.2 30th Anniversary Edition多羅尾伴内楽團 Vol.1&Vol.2 30th Anniversary Edition
多羅尾伴内楽団 大瀧詠一

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この記事へのコメント

2007年12月08日 19:19
大滝さんのオールドファンやけど Jポップのルーツになりつつあると 思います。
演歌と歌謡曲しかなかった貧しい音楽界を こんなにも ゆたかで 楽しいポップスを創りつづけて リスペクトしてますね。「熱き心に」なんか グッときますよ。
2007年12月09日 03:56
>まりさん

まさに!元はっぴいえんどのメンバーは全員、J-POPを作った人たちと言っても過言でないと思います。まりさんが言うと説得力があるなあ。

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