AOR?産業ロック?いや、ロマンティック・ハードネスだ!

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今夜のBGM・・・ Airplay / Airplay

いやー、今日もメチャクチャ暑かったですね。休みだというのに仕事のクレーム電話はかかってくるし、ちょっとイライラ気味の一日でしたが、そんな一日の締めに選んだのがこのアルバム「エアプレイ」(邦題「ロマンチック」)だ!

このエアプレイ、はっきりいって若かりし頃は、AORだの、産業ロックだのと呼んで、ろくに聴きもせずに頭から否定していた一連のアーティストの中の一組です。しかし面白いことに、最近ではそんなアーティストの中でも、大好きになってしまったアーティストと、相変わらずいまいちのめり込めないアーティストに分かれてきました。

まず大好きになってしまった組。
筆頭はスティーリー・ダン一派。(彼らをAORと呼んでしまうのはそもそも無理があるとは思いますが。)それからTOTO、このエアプレイ、ボストン、ボズ・スキャッグス、ボビー・コールドウェル、スティーヴン・ビショップ、ちょっとマニアックなところではジノ・ヴァネリ、ナイトフライト(最高だ!)、アンブロージア、エリック・タッグ、ラーセン・フェイトン・バンドなど・・・なんか一口にAORと言っても、ハードロック系、ブルーアイド・ソウル系、フュージョン系とスタイルバラバラですね。

それに対し、ジャーニー、フォリナー、エイジアなどはもう一つグッとこない。クリストファー・クロスもそうかな?

なぜTOTOがOKでジャーニーがいまいちなのか考えてみたところ、突き詰めるとリズムの黒っぽさの違いというか。特にTOTOのジェフ・ポーカロはわたしのフェイバリット・ドラマーの中の一人ですからね。
ボストンは別に黒っぽくないけど、トム・ショルツの変質狂的な録音フリークぶりに、究極のポップマニア魂を感じてしまい、大好きです。
クリストファー・クロスは、みんなが大好きというあの声が、わたしはちょっと苦手なんです。エイジアは、あのメンバーの全盛期を考えると、「そんなことやってる場合かい」とつい思ってしまうので。

話が大きくなってしまいましたが、このエアプレイのアルバムはいいですね!今では売れっ子プロデューサーのデヴィッド・フォスター(不思議なことに、この人の他のプロデュース作はあまり好みでない)と、スティーリー・ダンの名曲「ペグ」の中で一世一代の名ソロを聴かせたギタリスト、ジェイ・グレイドンによるユニット。ジャケットではイマイチむさいその二人がにっこり微笑んでいますが、このジャケだけ見ると絶対に買うことはなかったでしょう。

しかし内容は全曲最高。特に①「ストランデッド」、②「クライン・オール・ナイト」、そしてまさにこのアルバムの邦題どおり「ロマンチック」な③「イット・ウィル・ビー・オールライト」、この冒頭の3曲で完全にノックアウトされます。こんな曲を聴きながら女の子とドライブできたら最高でしょうね。ただし、今どきこんな世界を理解してくれる女の子がいればの話ですが。

⑦「スウィート・ボディ」も最高。身もふたも無い歌詞なんですが(笑)。まあ、この手の曲で歌詞のことは考えない、ということで。しかし日本語歌詞だったらどんなに曲が良くてもやっぱり引くだろうなあ。昔、CLASSとかいうグループの「夏の日の1993」なんて曲がありましたが、あんな感じの歌詞です。洋楽って得ね。

このエアプレイや、TOTOの初期の頃のようなサウンドを、一般的なAORと区別して、「ロマンティック・ハードネス」と呼ぶそうです。まさに言いえて妙。ロマンティックでハード。今はまったく途絶えてしまったこのジャンル、誰か後継者はいないんでしょーか?



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