グラムでパンクでロックン・ロールなニューヨーク・ドールズ登場!

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今夜のBGM・・・ NEW YORK DOLLS / NEW YORK DOLLS

最近パンクづいてるなあ。今日は、純粋なパンク・ロックではないけど、「セックス・ピストルズが手本にしたバンド」、ニューヨーク・ドールズの1stアルバムを紹介します。

このニューヨーク・ドールズ、なんとも不思議なバンドであります。
T・レックスやゲイリー・グリッターなんかと一緒に、「グラム・ロック」のくくりに入れられることもあります。まあ、この化粧だから当然ですね。

また、ストーンズから、エアロスミスやキッス、80’sのモトリー・クルーやガンズ&ローゼズなんかにつながるB・ボーイズ系ハード・ロックへの橋渡し的な存在とも言われています。なんつってもこのアルバム、73年ですからね。エアロやキッスはドールズの前座ですよ前座。

さらに、彼らのマネージャーをやっていたマルコム・マクラレンが、後にロンドンに渡ってセックス・ピストルズを売り出す時に、メンバーにドールズのアルバムを聴かせて勉強させたっていうのは結構有名な話です。つまりパンクの元祖でもあるわけですね。

さらにさらに、このアルバムのプロデューサーが、トッド・ラングレンというのもわけがわからない人選。トッドはお得意のモコモコ・ミックス(笑)で、角の無いまーるい音に録ってしまっているので、残念ながらドールズの攻撃性をアルバムに刻み付けるのは失敗しているような気がします。

しかしながら、ここに収められた曲の輝きは現在でもちっとも色褪せていません。「パーソナリティ・クライシス」、「ルッキン・フォー・ア・キス」、「トラッシュ」、「バッド・ガール」、「ピルズ」、「ジェット・ボーイ」・・・・どの曲もすでにロックン・ロールの古典です。

一時期わたしのアイドルだった(今でもですが)、ギターのジョニー・サンダースは、最高にシンプルでカッコいいギターを全編で聴かせてくれます。ジョニーは後年、キース・リチャーズと並んで、弾かずギターの達人(笑)になりますが、このアルバムでは結構真面目に弾いてます。(まあ彼にとってもデビュー作だからあたりまえか。)

実は最初は、ジョニーとドラムのジェリー・ノーランが後に結成した、ハートブレイカーズの大名盤、「L.A.M.F.」を取り上げようと思ってたんですが、途中で気が変わってドールズについて書いてます。そちらについてはまた後日。

また、ヴォーカルのデヴィッド・ヨハンセンは、後に「バスター・ポインデクスター」と名を変えて、ジャズやソウル、カリプソなどを取り入れたエンターテイメント音楽をやってます。また俳優としてもそれなりに活躍している模様。リチャード・ドレイファス主演の「のるかそるか」という競馬映画に出てたのを発見したときは、びっくりしたなあ。


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