ビバ!80’s・・・御大マイルスもカヴァーしたスクリッティ・ポリッティ「パーフェクト・ウェイ」

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今夜のBGM・・・ SCRITTI POLITTI / CUPID & PSYCHE 85

こんばんゎ~。不定期連載のビバ!エイティーズ、唐突に始まります。



80年代といえば、ニュー・ウェイヴとMTVの時代。一言でニューウェイヴといっても、ニュー・オーダーデペッシュ・モードのようなテクノ・ポップ~エレ・ポップに流れるもの、スタカンシンプリー・レッドのように黒人音楽に傾倒するもの、キュアーエコバニのようにゴスからダークなネオ・サイケ路線へと走るものと、その音楽性はさまざま。


このスクリッティ・ポリッティは、このアルバム「キューピッド&サイケ85」で、エレ・ポップと黒人音楽、つまり、エレ・ポップの方法論でソウル・ミュージックにアプローチするという大胆な試みに挑戦して、成功しました。ある意味最もニューウェイヴらしい作品といえるし、究極のブルーアイド・ソウルともいえます。


このアルバムは実質ヴォーカルのグリーン・ガートサイドの単独ユニットのようなもので、曲によってはソウル界の巨匠アリフ・マーディンをプロデューサーに迎え、メンバー以外のスタジオ・ミュージシャンもふんだんに使っています。そういう究極の音を追求するためのドライな割り切り方が非常にスティーリー・ダンぽい。(音は違うけど)


1曲目がいきなりレゲエで始まるなど、リズムに対して確信犯的なまでに意識的で、80年代に1枚のアルバムの中でこれだけ多種多様のリズムが聴けるアルバムもそうはないと思う。


コンセプト的には非常に頭でっかちなのに、できあがった音はあくまでもポップで、CMなんかにも普通に使われてしまうようなお洒落な曲に聴こえるというのは、彼らの試みが成功している証明なのです。


そんなスクリッティ・ポリッティが当時やっていた音楽と、ジャズの帝王マイルス・デイヴィスが80年代にやっていた音楽というのが、ほとんど同じ(笑)というのは、マイルスに先見性があったのか、グリーンに先見性があったのか。ともかく、マイルスはスクリッティ・ポリッティの「パーフェクト・ウェイ」をカヴァーしました。両者を聴き比べると実に面白いです。


こちらがオリジナル、スクリッティ・ポリッティの「パーフェクト・ウェイ」


それにしてもグリーン、おっとこ前やな~。


そして、こちらがマイルス・ヴァージョンの「パーフェクト・ウェイ」


はい、ほとんど同じアレンジ(笑)。まったくヒネッてません。御大マイルスでさえもいじる必要のなかった完成度の高さ。

それにしてもマイルスが立ってるだけで、そこら中に妖気のようなものが漂ってますね。凄い存在感です。


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マイルス版「パーフェクト・ウェイ」はこれに収録されてます。

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