ツアー復活のオザケンにまつわる暗黒の思い出。

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今夜のBGM・・・ 小沢健二 / 球体の奏でる音楽



さて、オザケンだよオザケン。小沢健二

まさかまさかの13年ぶりのコンサート・ツアー決定。未だに本当にやるのかどうか怪しいと思っているけど(←おい!)


ツイッター経由でツアー公式HP「ひふみよ」を発見した時には目を疑いました。


だってあのオザケンだよ?音楽活動は引退したとか、小説家になったとか、南米で環境問題のフィールドワークをやってるとか・・・いろんな噂は聞いていたけど、活動の詳細が全然伝わってこないので、どこで何やってんだかさっぱりわからなかったあのオザケンですよ。

フリッパーズ時代(懐かしい)から小山田君より小沢君に肩入れしてた方なので、デビュー・シングル「天気読み」から目下のラスト・シングル「春にして君を想う」まで全部持ってます。8㎝の細長いヤツ。アルバムももちろん、後に「なかったこと」にされた(汗)「犬は吠えるがキャラバンは進む」(通称「犬」。「犬キャラ」ではなく「犬」と呼んで欲しいと昔本人が言ってた。)も発売日にゲットしました。


カラオケでは未だに「今夜はブギー・バック」歌う。しかも小沢とアニとボーズのパート1人で歌う(←寂しい)。思えば1990年代中盤は小沢一色だったな。年齢でいうと20代中盤。第2の青春時代だったかも。


唯一の心残りがライヴに行けなかったこと。その願いは一生叶うことはないだろうと思っていたのに、おお神よ。なんたること。これは行くしかない、行くしかないがチケット本当に取れるのか?そんなに執念深い方ではないので争奪戦になったらアッサリあきらめそうな自分が嫌だ。


さて、「球体の奏でる音楽」。あの大名盤「LIFE」に続く3rdアルバム。一生でこのアルバムほど発売を首を長くして待ったアルバムはなかったな。

なんせ、94年にあの奇跡の名盤「LIFE」、そして95年には「強い気持ち・強い愛」「戦場のボーイズ・ライフ」「さよならなんて云えないよ」「痛快ウキウキ通り」と絶好調のシングルを連発していた。こりゃ次のアルバムはとんでもないことになる・・・と期待は高まった。

しかし高まる期待をスカすかのように発売延期。予約して指折り数えてついにやってきたその日。やっとの思いで手にしたこのアルバム、美しいジャケットじゃないですか。ドキドキしながら家に帰って、CDプレーヤーにセットする。もちろん正座だ。


音が流れ出す。


およよ?


妙に大人しいのね。ジャズ・・・なのか、これは。


①が終わり、②が終わり、次こそハッピーでアッパーなポップ・チューンが飛び出すのか・・・1曲、また1曲、と待っているうちに、そのまんま終わってしまったという(笑)。た、立ち直れない・・・。


8曲入り26分弱・・・うちインスト1曲とオマケみたいなのが2曲。あっちゅーまに終わってしまった。実質ミニアルバムじゃん、でも値段は立派にアルバム1枚分。うーむ、これはどう判断したらよいのだろうか。


当時はそんな悶々とした気分を抱えたまま、そうこうしてるうちに小沢自身の音楽活動もフェードアウト気味になってきて・・・。途中、復活してモータウンと契約!とか興奮するニュースも入ってきたものの、久々に出したアルバム「Eclectic」がまた超地味~なアルバムだったりして(大好きだけど)。で、まったく音沙汰を聞かなくなって、今に至る・・・というわけです。



小沢ライブ復活のニュースを知って、久々に小沢モードが再燃して、この「球体の奏でる音楽」も取り出してきたら、ケースがピカピカなの(笑)。「LIFE」のプラケースが擦れてボロボロなのに対して。あんまり聞き込んでなかったんだな~。


でもあらためて、すっごく久々に聴いてるけど、やっぱりこれもいいアルバムですよ。今なら解る。「大人になれば」って小沢が言ってたのはこのことだったのか。このアルバムのよさも、「LIFE」とあのシングル群の後にこれを作った心境もわかる・・・それが14年の歳月。あの頃の僕らは胸を痛めていとしのエリーなんて聴いてたふぞろいのリンゴ達だったのだ。(わけわからん)


まず、なんといっても音が抜群によいよね。渋谷毅さんのピアノと川端民生さんのベースがとてもいい音で鳴っている。小沢自身も、ジャズに対して真摯な姿勢で取り組んでるし。

よくミュージシャンとしての小沢ってどうなの?って言われるけど、個人的には彼のゴスペルやソウル、R&B、ジャズといった音楽に対する、ある種宗教的ともいえるほど真摯で敬虔な姿勢を一番評価してるし、信頼してる。それがなきゃどんなに作曲や演奏のテクニックがあったって薄っぺらなものしか出来ない。

確かにフレーズの引用が多いという指摘は当たってるけど(実際自分も昔、小沢の曲の引用元の研究したりしてたけど)、全てのポップミュージックは引用に次ぐ引用の歴史で成り立っているようなもの。音楽そのものに対するリスペクトがあるならOKと思ってます。


今度のツアーでも、LIFE期中心の選曲になるってことで、ますます鬼っ子的存在になると思われるこのアルバム。改めてじっくり聴き直してみてはいかが?


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小沢健二

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