プリンスには感謝しているのだ!

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今夜のBGM・・・PRINCE / SIGN OF THE TIMES




おんがくちゃかばは、きょうで2ちゃいでちゅ!


・・・てなわけで、おととしの3月13日に第1回目の記事を公開してから、今日でちょうど2年ですが、やれ200回だ、300回だ、1年だ2年だとその都度お祝いしてたら毎日がアニバーサリーになってしまうので、騒ぐのやめました(汗)。普通にいきましょう、フツーに。


さて、音楽酒場で今までとりあげた作品を眺めてみると、あまりにもジャンルがバラバラなため、多くの人たちにはどうも節操がないように見えるらしく、よく「本当に好きな音楽は何ですか?」とか、「広く浅く聴くカナさん」とか言われることがありますが、過去に取り上げた作品はどれも掛け値なしに大好きな作品だし、自分ではそれなりに広く深く聴いているつもりである。


逆にわたしから見ると、例えばハードロックしか聴かない人、ジャズしか聴かない人、洋楽は一切聴かずにJ-POPしか聴かない人、黒人音楽は絶対に聴こうとしない人etc...といった人たちを見ると、人生損してるなあと思うのです。だって絶対に和食しか食べない人やハンバーガーしか食べない人、寿司しか食べない人っていないもんね。


わたしは日本人なので和食が好きですが、朝はパンとコーヒーじゃないと嫌な時もあるし、たまには中華やイタリアンやエスニック料理だって、甘い物だってジャンクフードだって食いたい。それと同じだと思うんだけどなあ。


そんなスーパー食いしん坊なわたしが、好き嫌いなくこれまでスクスク育ってこれたのは、3組の大物アーティストに洋楽聴き始めのわりと早い時期に出会ったことが大きいんではないかと今では思ってます。


それがビートルズローリング・ストーンズ、そしてプリンスだったりするんですけど。


ビートルズには、主にメロディの快感を教えてもらったように思います。「美メロの快感」ってやつです。もちろん、ビートルズに出会う前から歌謡曲やアニメソングといったものからメロディの快楽を知らず知らずインプットされていたんですが、それが一気に花開いたというか。
ビートルズを原点にして、そこからさらなる美メロを求めてビーチ・ボーイズトッド・ラングレンXTC10ccカーペンターズバート・バカラックスティーリー・ダンからAORまで、美メロを探究する旅は今でも続いています。


ストーンズには、ロックのカッコよさ、スタイリッシュさというものを教えてもらいました。ロックは女にもてるんだぜ!ってこととか。いや、実際にもてるかどうかは別として。姿勢の問題として(汗)。ロックなアティチュード、というヤツです。ファッションとしてのロック、というのもあるかな?
それから、ルーツ音楽に対する真摯な姿勢というのも学びましたねえ。ストーンズがカヴァーしていたブルーズ、R&Bナンバーなどを鮭が川を昇るように聴き掘っていったし、キースがやってたからレゲエも聴くようになったし、「デッド・フラワーズ」「スウィート・ヴァージニア」がいいと思ってカントリーも聴くようになりました。「ミス・ユー」「ホット・スタッフ」からディスコやファンクだってOKになったし。今では何よりも好きなのがファンクですけどね。


・・・・ではプリンスから何を学んだかというと・・・愛とSEXの重要性です。

ウソです。まああながちウソでもないけど。本当は、ロックもポップスもブラック・ミュージックも全て含んだ、ポピュラー・ミュージックにおける「現役性」の大切さ、ということですかね。
クラッシックと違ってポピュラー・ミュージックは「今」の音楽なので、やっぱり常に最新のトレンドに目を配ることは大切なんだってことです。博物館に入れちゃいけないってことですね。

この「サイン・オブ・ザ・タイムス」をリリースした頃のプリンスは飛ぶ鳥を落とす勢いで、とんでもなく実験的なことをやりながら、セールス的にも絶好調でファンに支持され、評論家筋にも大絶賛されていたという、まさにミュージシャンとしては無敵の理想的状態を維持していました。

「1999」「パープル・レイン」「アラウンド・ザ・ワールド・イン・ア・デイ」「パレード」「サイン・オブ・ザ・タイムス」の頃のプリンスをリアルタイムで聴いてこれたのは、ビートルズやツェッペリンセックス・ピストルズにも遅れて80年代から洋楽聴き始めたわたしにとって心の拠り所になってます。


今思うと、本盤の②「プレイ・イン・ザ・サンシャイン」の後半から③「ハウスクエイク」への流れで、リズムの面白さというものに開眼した気がします。


あと、HIP-HOPやハウス・ミュージックが台頭してきた時、学校の洋楽仲間の多くが抵抗感を示しましたが、この「サイン・オブ・ザ・タイムス」を聴き込んでいたわたしはスッと馴染めました。

今の若い世代はロックとHIP-HOPを並列に聴くことに何の抵抗もないのかも知れませんが、わたしと同世代からそれより上の世代にとっては、現在の最新ヒットチャートの曲を楽しめるかどうかは、このHIP-HOP感覚を受け入れれるかどうか、というのが結構重要なキーになっているような気がします。



音楽酒場的プリンスの4枚

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ファンクとバラードのみ。黒い。シンプルで淡々としたビートが麻薬的。「ドゥー・ミー・ベイビー」エロい。

19991999
Prince

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次作、次々作にない「腰」がある。「リトル・レッド・コルヴェット」泣ける。「レディ・キャブ・ドライバー」エロい。

Sign 'O' the TimesSign 'O' the Times
Prince

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1人多重録音もここまでやると何も言えん。オタッキーなのに絶倫。最高傑作と呼ぶに異論なし。

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Prince

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プリンスの名前を捨てた時代の最高作。ゴージャス。今こそこの時代を再評価したい。あのK-1テーマ曲もあり。


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この記事へのコメント

Junk
2007年03月13日 16:50
カナさん、こんにちは。
2年ですか!おめでとうございます。

>「広く浅く聴くカナさん」とか言われることがありますが、

えっ、カナさん、そんな事を言われることが?信じられないですね。
いつも感心しきりの記事の数々、愛情持って深く聴いていないととてもじゃないけど書けないと思います。

>逆にわたしから見ると~略~人生損してるなあと思うのです。

そこまで偏りはないけど「もの凄く浅く狭く」の私・・・この一文、耳が痛いです。
でも最近その通りだなぁ、と思ってきましたよ。
もったいないですよね、ほんと。
ぷくちゃん
2007年03月13日 20:05
ああ、あの二年前が懐かしい・・・しみじみ。でもこれだけクォリティの高い記事を続けて送り出せる・・・素晴らしい事です!

いつもその音楽の嗜好の幅広さと「浅さ」に感心しています・・・・はっ!違う!「深遠さ」に感心しています。

そうかプリンスか・・・70年代のアーチストをリアルタイムで聴いていた私は、大してロックを聴いていなかった時に、プリンスとベックが登場していたのに対して感心を払わなかった・・・これが今痛恨の極みになっています。(←大げさ?)
リュウ
2007年03月13日 22:59
2周年おめでとうございます♪
そしてPrince♪
しかも“Sign 'O' the Times”
勿論、フェイバリットなアルバムです!
シーナ・イーストンとのデュエットもあり、
しかも、曲の流れが良いので2枚、あっと言う間です♪
プリンスに黒人音楽のエロとグロいところの初心者編、教わった気がします。
これからも宜しくです♪
starfish
2007年03月14日 09:21
祝!2周年!

あんなに素晴らしかったバック・バンドのレヴォリューションズから一人に戻って、本作という事実は、本当に凄すぎます。

「サイン~」も先日のホワイト・アルバムみたいに大胆に1枚にカット!という衝撃的な記事も読みたいですね(笑)

2007年03月14日 23:52
>Junkさん

2年です。長いような短いような。騒ぐのやめようと言っておきながら結局祝ってもらってるわたしです(汗)。ありがとうございます。
Junkさんこれからもヨロシクです!
2007年03月15日 00:33
>ぷくちゃん

広く深く、ではぷくちゃんの足元にも及ばないわたしです。クラッシックに詳しいというだけでも畏敬の念を抱いてしまうのに、ロックやポップスまで・・・。映画にもメチャ詳しいし。誰もかないません。(←褒め殺し)
つーわけでこれからもよろしくっす!
2007年03月15日 00:39
>リュウさん

プリンス、まさに「エロとグロ」の入門編ですよね。この奥にブラックミュージックのもっとドロドロしてグルグルと渦巻いてる世界があって、はまると抜け出せない・・・こんな体にするとは殿下、罪作りなお人です。とプリンスには感謝の言葉の一つも述べたい気持ちです。
リュウさん、これからもヨロシクです!
2007年03月15日 00:43
>starfishさん

>「サイン~」も先日のホワイト・アルバムみたいに大胆に1枚にカット!という衝撃的な記事も読みたいですね(笑)

あれはとてもエネルギーが要るので(汗)・・・月イチが限度かも。それにこれは流れが完璧なのでイジリにくいですよね。またチャレンジしてみます。
V.J.
2007年03月29日 12:27
めちゃくちゃ遅コメ失礼します(笑)
ニシュオメ♪
って騒ぐ必要ないんでしたっけ(笑)
いやぁ~、でもカナさんは広いと思うよ、マジで。
ボクが、カナさんを凄いと思うのは、広く聴いているというよりも、きちんと、その良さを掬い上げているとこかなぁ。
ボクも、一応、これでも広く聴いているつもりですが、完璧に消去法な聴き方だと思います。
ボクは、自分の性格として、人類愛よりも、一人のオンナに全ての情熱を注ぐタイプなんで(爆)
色々味見して、「あ、これは違うなぁ~」、「こいつ、ここは良いんだけど、ここがなぁ~」
と、なってしまいます(爆)

なので、枚数だけは多いけど、ホントに愛聴してるのは、数枚…
そんなかんぢ。

これからも、ヨロシクね♪
2007年03月30日 01:45
>V.J.さん

ありがとうございます!
あ~なんかV.J.にそう指摘されると凄く恥ずかしいですわ(汗)。嬉し恥ずかし。

>人類愛よりも、一人のオンナに全ての情熱を注ぐタイプなんで(爆)

カッチョイイ!ああ余計に自分が恥ずかしい(笑)。いや~わたしは博愛主義者なので誰にでも均等に愛を振りまくことができるんですよ。一夫多妻の国に生まれればよかった。(←嫁が聞いたら激怒しそうなセリフ)

こちらこそ、これからもヨロシクお願いします!
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