「マイルスを聴く?」⑥・・・ ジャズ史上最強ドラマー、トニー・ウィリアムスの疾走感!

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今夜のBGM・・・ MILES DAVIS / ’FOUR’ & MORE

あー、びっくりした。


何故か唐突に再開される「マイルス祭り」なのだ!


アコースティック時代のマイルス最強ライヴ盤、それがこれ「フォー&モア」だ!試聴はコチラ!


あの「カインド・オブ・ブルー」収録の名曲①「ソー・ホワット」が、倍速スピードでドカドカと演奏される。速い、速いよ!かろうじてテーマが同じというだけで、ほとんど別曲です。
ドラムのトニー・ウィリアムス凄すぎ。若いのに、マイルスを食ってしまうほどの暴君ぶりを発揮していて頼もしい。そのトニーのドラムに煽られて、ハービー・ハンコックのピアノ・ソロも眩暈がするほどの美しき疾走感。


「ウォーキン」も、速ええっ!そして相変わらず、凄いぜトニー!常にハイハットでカツカツとリズムをキープしながらの、変幻自在のドラミング。ロック界にはジョン・ボーナムという、これぞロック・ドラマーだ!という、一聴しただけで彼と分かる最強の個性が存在しましたが、ジャズ界で最強のドラマーは間違いなくこのトニー・ウィリアムス。天才は夭逝してしまうというのも共通していますが。とにかく、彼の加入する以前/以後のマイルスのバンドは全く音が違う。笑ってしまうぐらい違う。


「Drum is the most important instrument.(ドラムは最も重要な楽器だ。)」


と言ったのは確かアート・ブレイキーだったと思いましたが、まったく同感。


この冒頭2曲で、ずっとトニーのドラムを耳で追っかけ続けてヘトヘトになってしまうので、ここでやめてしまうことが多いのですが(笑)、こっから以降も怒涛の演奏が延々続く、とってもハードな一枚。あっ、トニーのことばかり書いてしまいましたが、ハードに吹きまくるインプロヴァイザーとしてのマイルスの最高の瞬間をとらえているのもこのアルバムです。この時と同じライヴから、バラード系の曲を中心に集めたのが「マイ・ファニー・バレンタイン」。一般的にはこっちの方が人気あるかも。


この時のテナー・サックス、ジョージ・コールマンウェイン・ショーターにチェンジして、マイルス史上最高のクインテット(マイルス、トニー、ハンコック、ショーター、ロン・カーター)が完成します。その最初の演奏が「マイルス・イン・ベルリン」。これもまた非常にカッコいいライヴアルバムです。その後、怒涛のスタジオ盤4連発「E.S.P」「マイルス・スマイルズ」「ソーサラー」「ネフェルティティ」に、アコースティック・ジャズが一番高いところまで昇った瞬間の演奏が刻み込まれています。それ以降の誰もが到達できない至高の演奏です。


このクインテットで、アコースティックの範疇でやりたいことを全てやりつくしてしまったマイルスは、この後エレクトリック楽器を導入して、ロックやファンクにアプローチしていくことになります。こっからの道のりが、またたまらないものがあるのですが、そのヘンはまた次回以降(いつになるやら・・・)で紹介していこうと思います。


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こうやってジャケを並べるだけでカッコいいなあ・・・。








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